暖かい季節になると気になるお弁当の傷み。抗菌効果のある調理法を学んで安心でおいしいお弁当を作りましょう。おかずが動いてしまわないようにきっちり詰めて。お弁当ビギナーさんや、よりおいしいお弁当をつくりたい方から寄せられた疑問にお答えします!
Q:傷みにくくするには、どうしたらいい?
A:しっかり加熱して、抗菌効果のある食材を利用して
肉や魚は生焼けだと雑菌が繁殖する原因になります。火がとおりやすいように小さめに切って、フタをして蒸し焼きにしてしっかり火をとおすことが大事。野菜も加熱後は雑菌がつかないように手で触らず、清潔な菜箸で扱うようにして。梅干し、酢、ショウガ、ワサビ、カレー粉、練り辛子など抗菌効果のある食材は食欲増進効果もあるので、大いに活用して。傷みやすいご飯は、梅干しや少量の酢など酸性の食品を入れて炊くことで防腐効果がアップします。一緒に炊いてもご飯に梅干しや酢の味はつきません
Q:上手な詰め方を教えて
A:おかずが動かないように、ギュウギュウに詰めて
広いスペースを占めるご飯、メインおかず、サブおかずの順に詰めます。すき間ができた場合は市販の煮豆や漬物など量が調整しやすいものやミニトマトなどでおかずが動かないようにすき間を埋めます。四角いお弁当箱が初心者には詰めやすいです
(1)まず、形が決めやすく、広いスペースをとるご飯を詰めて。メインおかずはお弁当箱の側面との間にすき間をつくらないように、端にきっちりと詰めて
(2)サブおかずはメインおかずに寄せて、すき間ができないように詰めるのがコツ
(3)中途半端なすき間ができてしまったら、量や形を調整しやすい煮豆や漬物で埋めます
Q:フルーツをおいしく持っていきたい!
A:簡単フルーツマリネがおすすめ
ぬるくなってしまったり、汁気が出たりと、味の落ちやすいフルーツ。そこで解決法としておすすめなのが「フルーツマリネ」。好みのフルーツに砂糖とレモンの絞り汁をまぶすだけで、おいしいマリネのでき上がり。レモンの抗菌効果で冷蔵庫で3日くらい保存できるのでまとめてつくるのも可。4日~1週間くらい保存したいときは、小分けにして冷凍して、凍ったまま持っていきます
― お弁当なんでもQ&A素朴な疑問編 ―