アイシャドウパレットといえば、数あるコスメのなかでも主役級のアイテム。でも、意外と「使う色がかたよっている」「ワンパターンの組み合わせ方しかできない」という人も多いのでは。そこで大人メイクにぴったりな、クールトーン系のベージュアイシャドウパレットを上手に使いこなすワザを、人気ヘアメイクアップアーティストの山本浩未さんに教えていただきました。メイクのマンネリに悩む人はぜひ参考にしてみてください。

ベージュのアイシャドウパレットを使いこなして、透明感のある目元に

「同じベージュなら、ピンク系ベージュの色みも便利ですが、クールトーンのベージュは甘くなりすぎず、大人のメイクにぴったり。さらにアイシャドウパレットを使えば、自然なグラデーションができ、立体感のある目元が簡単につくれます」と山本さん。
パレットは、メインの中間色、まつげの際にライン状に入れる濃い色、アイホール全体にぼかし入れる淡い色の3色が基本。塗る順番と位置だけ気をつければOKです。「クールトーンなら透明感も高く、重ねるだけで、旬の“抜け感”を楽しめます。目元のくすみも一掃できて、まさに一石二鳥!」。

1.ベージュ(中間色)をアイホールの1/2に塗る

アイホールの1/2に塗る
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中間色のベージュをチップにとり、アイホールの1/2にのばす。中央に入れてから左右にぼかすことで、均一に塗ることができる。

2.濃い色をまつげの際にラインのように入れる

濃い色をまつげの際にラインのように入れる

パレットのいちばん濃い色を細めのチップでアイライン状に細く入れる。目尻から中央、目頭から中央、と2分割して入れるとムラにならない。

3.淡い色をアイホールの上部から眉下に向けて塗る

淡い色をアイホールの上部から眉下に向けて塗る

パレットのいちばん淡い色を(1)で入れた中間色の境目から眉下に向け、ぼかすように入れる。眉下ギリギリまで塗るとやぼったい印象になるので注意。

4.それぞれのアイシャドウの境目を綿棒でぼかす

イシャドウの境目を綿棒でぼかす

(1)(2)(3)で塗ったアイシャドウをなじませるように、それぞれの境界線を綿棒でササッとぼかす。このひと手間で自然なグラデーションが完成。

●<塗り方アレンジ1>華やかさを出したいときは目頭に“くの字”に入れる

華やかさを出したいとき

淡い色を、目頭を囲むようにチップでくの字に入れると、明るく華やか。

目頭に“くの字”に入れる

顔に疲れが出ているときでも、ひと塗りで元気な印象を取り戻せる。

●<塗り方アレンジ2>デカ目効果を狙うなら下まぶたにもカラーをオン

デカ目効果

下まぶたの目尻から中央に向かって中間色をチップでライン状にぼかすと、目が大きく見える。

下まぶたにもカラーをオン

さりげなく見せたいときは、濃い色の代わりに淡い色を入れるのがおすすめ。

●<塗り方アレンジ3>ベージュの1色使いで抜け感のある目元に

抜け感のある目元

カジュアルな服装の日は、目元もカジュアルダウン。3色使いのグラデーションの代わりに、単色のみを使う。

ベージュの1色使い

中間色のベージュをアイホールの丸みに指でラフに塗れば、ノーメイクに近い、抜け感のある仕上がりになる。