暮らしの必需品だけど、置いているだけで生活感がぐんと上がるもののひとつ「箱ティッシュ」。毎回カバーをつけるのも面倒だし、今はシンプルなデザインの箱のものが多いものの、お気に入りのティッシュがそうではない場合も。
地味に悩ましいティッシュの存在感問題に関して、毎日が楽しくなる収納・インテリア術が人気な片づけのプロ、はらむらようこさんは、20年以上前から実践しているアイデアで解決しているそう。今回、その方法について、具体的に教えてもらいました。
好きな入れ物に入れるだけ!ティッシュの生活感が消える方法
リビングや目につく場所にあるテッシュ箱にカバーをかけている方は多いと思います。私はたくさんのお客様のおうちでインテリアや収納のアドバイスをしていますが、その際、ティッシュカバーを使用する手間をかけられる皆さまに、必ず提案することがあります。
「カバーもティッシュの箱も、使用するのをやめてみませんか?」と。だいたいの反応はこうです。「え!? まぁこれ何年も使ってたし別にいいけど、でも箱も捨てたらどうやって使うの?」。そう思いますよね。
●ティッシュを箱から出して、好きな器に入れてみよう
私が実践しているのは、ティッシュを箱から出して束ごと半分に折り、好きな器に入れる。それだけです。
<取り出しやすいティッシュの入れ方>
やり方はとっても簡単。まず、箱から出してティッシュ出します(全量ではなく、器に入る量で)。真っ白で、整然と折り重なって、清潔そのもので小さくて。なかなかきれいなものではないでしょうか。
だた広げたままでは、使用するたびにバラバラになってしまい面倒なので、半分に折り曲げて器(丼など幅や直径が15cm以内がおすすめ)に入れます。
山の部分が出来ると、ティッシュを引っ張りやすくなります。
<おしゃれで簡単! ティッシュ入れのつくり方を動画でも!>
入れるだけで、スッキリおしゃれに。箱から出したティッシュをケースに入れる手順をわかりやすく動画でもご紹介!
●見た目だけじゃない!取り出しやすさも
気になるのが使いやすさ。ティッシュの箱だと、最後の方は取り出しにくくなりがちですが、器ティッシュだと、取り出し口がないので最後までストレスなく便利に使えています。また、量が入りすぎないので、使う場所に必要な分だけ置くことができ、サイズも小さいので場所をとらず、洗うのもラクです。
●入れる物には眠っている器を活用!
入れ物は買わなくてOK。ティッシュの箱の代用になる「あまり使っていないけど、好きな入れもの」、必ずあります。花器、器、収納グッズ、空き缶などが利用しやすいので、宝探し感覚で家から発掘してみてください。
わが家で使用しているのはどんぶり鉢。私には高級で1枚しか買えなかったために、気に入りつつも出番が少なくなっていたものです。最初は、ティッシュを入れるなんて使い方は妙だし、もったいないかもとも感じましたが、ティッシュを使用するたびに、いい器だなと感じています。
ちなみに、この器、丁度いい具合に、体温計とペン、メガネふきも収まりました。ティッシュだけでなく、小物がごちゃつく方にもおすすめです。食器棚で積み重なっていた頃の方がもったいなく、食器としてもたまに使ったらいいやんと過去の自分につっこみをいれながら、時折は使用し、うどんをすすります。