毎日の家事も、工夫したり、五感をフルに働かせたりすれば、脳トレにつながり、脳がイキイキして毎日が楽しくなります。
ここでは買い物で脳トレする方法を、脳内科医・医学博士の加藤俊徳先生に教えてもらいました。
買い物もちょっとの工夫で脳トレに!
買い物は、歩くことで足腰を使うことはもちろん、お店の人とコミュニケーションをとったり、予算内に抑えるよう計算したりするなども脳トレに。
毎日することだからこそ、ぜひ工夫してみて。
●買い物ルートをつくりそれぞれに名前をつける
すべての画像を見る(全2枚)買い物は最低5つのルートをつくり、それぞれに名前をつけます。
緑が多い「緑ルート」、猫によく出会う「猫ルート」、すてきな家の多い「お屋敷ルート」など、特徴を理解してネーミングすると買い物も楽しくなり、見慣れた景色も新鮮に!
●店では新商品や流行のものをチェック
買い物に行ったら目的のコーナーに一目散に向かわず、店内を見回し「ディスプレーが変わった」「見たことのない商品がある」といったことに注目してみましょう。
見慣れた光景だからと素通りするのではなく、興味をもって細かい部分まで観察することで、脳が鍛えられます。
●レジでは状況をよく観察していちばん早そうな列に並ぶ
レジではできるだけ早く会計をすませることを目標にし、よく観察して並ぶ列を決めます。並んでいる人数だけでなく、カゴの中の商品量、レジ打ちが速い店員さんを見定め、総合的に判断。
たくさんの情報を自分の目で集めることが、脳にもいい刺激を与えます。
●予算を決めて暗算しながら買い物
電卓やスマホに頼らず、積極的に暗算すると、脳が活発に働きます。
その日の買い物の予算を決めて、暗算しながら商品をお店のカゴに入れていくようにして予算内に収めれば、脳も鍛えられて節約にもなるので一石二鳥です。
●決めた時間内に買い物を終わらせる
スーパーでは漫然と店内を歩くのはやめましょう。店に入る前に、効率よく売り場を回る順序を考えながら歩くと、脳が活発に働きます。
さらに、脳は時間制限があると力を発揮。「買い物は10分以内で」などと決めて動いてみて。
●個人商店で会話をしながら買い物する
スーパーだと会話は不要ですが、できるだけ青果店、鮮魚店、精肉店などの個人商店で買い物をし、お店の人と言葉を交わすようにすれば、脳が刺激されます。
今日のおすすめやおいしい調理方法、世間話などもして、楽しく買い物することが、脳にもプラスに。