「ツヤツヤな髪になるには?」「ドライヤーの正しいあて方って?」「スタイリング剤ってつけた方がいいの?」など、髪について知りたいことは多いけれど、情報があふれていてなにを信じればいいのか悩むことも多いのでは?
すべての画像を見る(全6枚)今回は、ESSEonlineで「大人のヘア問題白黒つけます」を連載中のヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんが、髪について知りたいことを1冊にまとめた『
髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版刊)を上梓。そのなかから、お金も時間もかからない、髪についてこれだけは知っておいてほしいことを教えてもらいました。
「ツヤ=健康な髪」じゃない!見た目は水分量よりも髪の表面の問題
突然ですが、みなさんは実際の体重と、見た目体重、どっちを最重視しますか? 私は、着やせテクで見た目がすっきり見えるなら実際の体重は気にしない派です。
では、髪はどうでしょう。
髪のツヤというと、水分量とか、保湿力みたいなことが重要だと思われがち。そしてたしかに、水分量の多い髪は健康的です。でも、見た目にツヤがあるように見えるかどうかは水分量ではなく、じつは髪の表面の凹凸が関係しています。
多少ダメージのある髪でも、髪の表面がなめらかになっていると、光がキレイに反射してツヤっぽく見えます。
また、ツヤを手に入れたいと思ったとき、てっとり早く凹凸をならして平らにするには、髪の表面に熱を与えてうねりを伸ばし、キューティクルを閉じればOK。ブローやアイロンで熱を与えた髪のほうが、ツヤツヤに見えるのはそういう理由です。
●髪は死滅細胞!キューティクルのうろこは絶対はがさない
髪は死滅細胞で、「修復」されることはありません。できることは、これ以上傷まないように保護することです。
そこで、髪の毛をドライヤーで乾かすときは、キューティクルの方向を意識して必ず上から下に向かって風をあてて乾かしましょう。
ドライヤーの風を下から上にあててしまうと、魚のうろこをはいでしまうように、キューティクルがめくれることになります。
●スタイリング剤をつけよう!
また、髪にはなにもつけない、つけても軽いオイルだけという人が増えていますが、スタイリング剤はつけたほうが、断然形が決まりやすく、ツヤ感もでます。とくに積年のダメージをたくわえた大人女性の髪は、スタイリング剤を使うと、髪のまとまりが全然違います。
髪がキレイな人は、たいていスタイリング剤を使っています。しかもあなたが思っている量の2倍くらいつけています。
最近のスタイリング剤はべたつきも少なく、使用感もいいものが多いです。スタイリング剤の記憶が10年前で止まっている人は、ぜひ試してみてください。
●自分らしくいられる髪型に!
自分はかわいくないから。太っているから。おしゃれに気を使っていると思われるのが恥ずかしい。美容院で自分の希望を伝えることがうまくできない。そういう女性は意外と多くいます。
そうゆう人は昔、人から言われたことにトラウマを持っていることが多いです。
でも、その気持ちは過去に置いてきて。ヘアスタイルは、誰かと比べるものではありません。自分が1番好きで自分らしくいられる髪型を探しましょう。