すぐにパンパンになってしまうクローゼット。中身を把握できず、アイテムが増えていけば悪循環に…。
ブロガーの中道あんさんは、クローゼットにすべての持ちものをすっきり納めているそう。そのコツを教えてもらいました。
50代、すべてのもちものはクローゼットに収まる量で。すっきり収納できるコツ
すべての画像を見る(全4枚)持ちものの整理を始め、残った洋服をアイテムごとに分けて数を数えてみたところ、60着ほどになりました。
数を把握することで、自分にとってちょうどいい量を把握できます。足りないものは足せばいいし、多すぎると感じたら、罪悪感なしに処分できます。
●クローゼットの空間を上手に使う方法
衣類の整理グッズを統一することで、クローゼットが整います。その代表がハンガー選びでした。これまでは本当に適当で、ハンガーの厚みや形もバラバラ。そのせいで見栄えが悪く、空間を上手に使えていないと感じました。
今は洋服は、畳んでしまうもの、ハンガーにかけて収納するものとに分けています。ハンガーにかけて洗濯物を干し、乾いたらそのままクローゼットにしまうことで、畳む手間が省けました。
Tシャツの襟が伸びたり、薄いブラウスがずり落ちたり、コートのなどの肩の部分がハンガーで伸びたりしない、「マワハンガー」で統一しました。
さらに、襟があるもの・ないのものとでハンガーの形を分け、スカートやパンツ類はクリップつきのものに。デニムなどはS字フックにベルトの部分を掛けて収納しています。
大雑把な性格の私でも、ハンガーを統一しただけで、クローゼットがスッキリと整理されて、パイプ8分目ほどで収まるように。
●着ない服には理由があるもの。処分する決め手とは?
クローゼットに持ちものを全部保管しているので、衣替えの必要はありません。ですが、季節ごとに袖を通さなかった服を見直すことにしています。
眺めてみて「どうして着なかったのだろうか?」と理由を考えてみます。
すると
・新しい服を買ったので出番がなかった
・着ようとしたけど、気分が上がらなかった
・なんだか野暮ったく感じた
・着ていく場所がなかった
などなど、その理由が明らかになります。
そのうえで「来年も着るかな~」と自分に問いかけてみて「NO」であれば、潔く処分します。
メルカリで売るという方法もありますが、面倒くさがり屋の私には無理。でも「ゴミ」として出すにはもったいなすぎます。
そこで、古着を捨てるのではなく、だれかの役に立つように手放す方法を探し、古着一袋で15人分のポリオワクチンを発展途上国の子どもたちに寄付できるサービスを利用しました。古着は、選別され必要な人が着てくれるそうです。
手放す時には、買ったときの値段を考えてしまったり、処分する手間がかかったりと、なかなか行動に移せないもの。ですが、クローゼットを開けた時に気分よく服選びができるとしたら、すっきりをキープしたいと思いますよね。
◆中道あんさんのインタビュー記事はこちら◆
50代で「ソロ活」にハマった。主婦を経て初めて感じた自立の楽しさ 結婚22年目で別居、50代のひとり時間。後悔のない人生のためにしていること 50代からの毎日を応援する記事多数! 「これからの暮らし by ESSEonline」はこちら【中道あん】
著述家、ブロガー。1963年、大阪府生まれ。26歳で結婚し、2男1女を授かる。家事と育児、お小遣い稼ぎの仕事とママ友ライフを幸せに送るが、やがて子どもの成長とともに自分自身の将来に目を向けるようになり、正社員として働き始める。結婚22年で夫と別居。2019年正社員から「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。ブログ「
女性の生き方ブログ! 50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。著書に『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある