●お出かけ用の服は1、2セットで十分

ここぞというときのお出かけ服はいくつかないと! と思いがちですが、かしこまったお出かけの回数は以前より少なくなっていませんか? 子育ても手離れした私は、普段着で問題のない外出がほとんどです。

服は着てこそ輝くというもの。50代からは量より質で、勝負服は1、2セットに抑えて、買いすぎに注意しましょう。

●今の自分に似合う服選びに踏み出す

45歳頃からなにを買ってもなにを着てもパッとせず「次こそは自分に似合う服を買う!」と意気込んでは、着ない服がクローゼットの中にたまっていた時期があります。

それも当然、30代と今の自分は見た目も体形も違います。そこで、「今の自分に似合う服」を見つめ直すことにしました。その際に私が試してよかったと感じたのは、パーソナルカラー診断や骨格診断などプロの力を借りること。

パーソナルカラー診断のカラーチャート
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たとえばピンク色の服が欲しいと思ったとき、同じピンクでもいろいろな色があります。そのなかから自分が似合うベスト色や形をプロから学ぶことで、服選びに迷いがなくなり「買って失敗した」と感じることがほぼなくなりました。

もちろん、プロにお願いするだけでなく、自分で勉強してみるのもすてきだと思います。

●収納は使用頻度を意識して「迷わないクローゼット」に

すっきりと機能的なクローゼット

最後に、服を出し入れしやすいクローゼットをつくります。

方法は簡単。手もちの服は使用頻度順で、普段着、働いている方は仕事着、お出かけ着と分けることができるので、その順番に出し入れしやすい位置に配置するだけです。

クローゼットの扉に手をかける様子

私のクローゼットの扉は引き戸で、左側の扉を開けるクセがあるため、使用頻度が高い普段着の白シャツや仕事着は左側へ収納しています。よく開ける扉の目線の高さによく着る服を配置してしまえば、朝迷わないクローゼットが完成します。

いかがでしょうか。ポイントは「今の自分にしっくりくる」定番服を決め、使用頻度順に収納すること。一日の始まりは身支度からです。気持ちよく一日を過ごすためにもぜひ参考にしてみてくださいね。