夏の厳しい紫外線は油断大敵。シミ・シワだけでなくたるみやイボの原因にもなり得るため、おうちにいる日でも毎日のスキンケアとして日やけ止めを塗ることが大切ですが、我流のケアでは効果がないことも。
紫外線は油断大敵！家の中にいてもシミ・シワの原因に
内科・皮膚科医の友利新さんに、読者がやっている対策をジャッジしてもらい、正しいケア方法を教わりました。
＜私はこうしてます！＞一日じゅう外で過ごす日は紫外線ケア用サプリを飲む（大阪府・41歳）
子どもと外遊びする日は、“飲む日やけ止め”で紫外線対策をしています。
プロの回答「〇」：炎症を抑える効果はあり！ 塗るケアも忘れずに
サプリや食品などの飲むタイプの紫外線対策。「ほとんどが紫外線を浴びたあとの炎症を抑えるもので、取り入れるのはいいことです。ただし日やけを防ぐものではなく、また夏の紫外線の影響は大きいため、必ず塗るタイプの日やけ止めと併用を」（友利さん）
＜おすすめアイテム＞
抗酸化作用に優れたアスタキサンチンに着目したサプリ。紫外線から肌を守る力を強化。
・アスタリフト サプリメント ホワイトシールド〈機能性表示食品〉24粒 ￥2106（富士フイルム）
SCー2乳酸菌と2つの成分が紫外線から肌を守る、乾燥ケアもできる紫外線対策ドリンク。
・明治スキンケアヨーグルト素肌のミカタ〈機能性表示食品〉112ml ￥142〈価格は編集部調べ〉（明治）
＜私はこうしてます！＞日やけしやすくなるとウワサのビタミンCはとらないようにしている（北海道・42歳）
ビタミンCをとると日やけしやすくなると聞き、朝はフルーツを食べません。
プロの回答「×」：ビタミンCは積極的にとってOK！
「かんきつ系のフルーツに含まれる成分『ソラレン』にはシミをできやすくするデータがありますが、それとビタミンCを避けるのは別の話。肌老化の原因となる活性酸素を防ぐ効果があるので、ビタミンCは食材やサプリでこまめにとりましょう」（友利さん）
＜私はこうしてます！＞日やけあとはすぐにタオルで冷やす！（広島県・28歳）
日やけをしてしまった日は、まず冷やした濡れタオルでクールダウンします。
プロの回答「〇」：冷やして炎症を抑えるのは大事！ 保湿も忘れずに
日やけで肌が赤くなるのは、UVBのせい。「肌が赤くなっていたら炎症のある証拠。すぐに濡れタオルで冷やしましょう。乾燥もしているので、赤みが引いたら保湿はマストです。もし赤みやヒリヒリが続くなら軽度のやけどの可能性があるので病院へ」（友利さん）
＜冷やす＞
赤みやほてりは、炎症している証拠。早めに濡れタオルで冷やして炎症を鎮めましょう。
＜保湿＞
日やけ後の肌は、ダメージを受けて乾燥が進んでいるので、化粧水でたっぷり保湿を。
＜シミケア＞
赤みやヒリヒリなどの炎症が鎮まってから、透明感を引き出すシミケアをプラスして。
＜QUESTION＞体の日やけ止めはどこまで必要？
＜ANSWER＞露出した肌は曇りでも日やけします！アイテムを上手に使ってケアしましょう。
肌が露出しているところは、直接、日に当たっていなくても日やけすると心得て。「日やけ止めを塗るのが難しいときは、さっと着用できるUVカット効果のあるアームカバーやウエアがあると便利。薄着でも紫外線を通すので、徹底するならUVカット効果のあるインナーをつけるのもおすすめです」（友利さん）
【うっかり日焼けポイント！】
・首 紫外線の影響でイボができやすい場所。顔を塗るついでに、忘れずに塗布を。
・背中 日やけ止めが塗りにくく無防備になりがち。UVカット効果のある衣類で対策も◎。
・手の甲 年齢が出やすい場所。手洗いすると日やけ止めが落ちるので、こまめに塗り直しを。
＜外出時に便利な多機能UVケアアイテム＞
汗とにおいを抑える画期的な日やけ止め。耐久性がありながら石けんでもオフできます。
・サンカット® プロディフェンス マルチブロックUV ミルク SPF50＋・PA＋＋＋＋〈医薬部外品〉60ml ￥2420〈価格は編集部調べ〉（コーセーコスメポート）
肌に密着するオイルタイプのスプレー。濡れた肌にも使えるからプールや海でも活躍！
・スキンアクア ウォーターマジックUV SPF50＋・PA＋＋＋＋ 70g ￥1320（ロート製薬）
汗や熱で防御膜がアップする機能つき。繰り出し式のスティック状だから手も汚れません。
・クリア サンケア スティック SPF50＋・PA＋＋＋＋ 20g ￥3080〈価格は編集部調べ〉（SHISEIDO）
可視光をコントロールして、ふんわり輝く自然な透明感を生み出します。
・ビオレ UV アクアリッチ ライトアップエッセンス SPF50＋・PA＋＋＋＋ 70g ￥968〈価格は編集部調べ〉（花王）
