最近、頬やあごのたるみが気になりませんか? 長引くマスク生活で顔のたるみに悩む人が急増中。その原因はなんと「頭のこり」だったのです。こりを解消するだけで、マイナス5歳若見えすることも!

今回は、ほうれい線のたるみを改善する「頭ほぐし」法を、エイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えてもらいました。

ビフォーアフター
右半分が頭ほぐし前、左半分が頭ほぐし後の顔。たった1回でも効果を実感!
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1つでも当てはまったら要注意!頭のこりセルフチェック

肩や首のこりは感じても、頭のこりにはなかなか気づきません。まずは頭を触ってみて。下記の項目のうち1つでも当てはまったら、こっているサインです。

・頭皮がつまめない

頭皮をつまむ

頭頂部に親指と人さし指を当て、頭皮を中央に寄せるようにつまみます。つまめない、頭皮が動かないなら、こっている証拠。頭も額と同じやわらかさが必要です。

・こぶしで生え際や眉の上を押すと痛い

こぶしで生え際や眉の上を押す

こぶしの第一関節と第二関節の平らな面を、生え際や眉の上に押し当て、円を描くようにもみます。ゴリゴリしたり痛みを感じたら、こりやむくみの証拠。

・頭を触るとぷよぷよする

両手の指の腹で頭をつかむように押し当てましょう。頭皮に弾力がなく、ぷよぷよとしていたら頭がこっています。また、つまんだときに痛みを感じたら、むくみの可能性も。

・額や頭頂部が角ばってきた。左右で形が異なる

頭がこると、頭蓋骨が引っぱられてゆがみ、頭のハチや額、衿足の左右などが角ばってきます。すると、頭がゴツゴツとしたシルエットに。触れて確認を。

●ほうれい線のたるみを改善し、マイナス5歳顔に

こりを確認できたら、実際に頭をほぐしていきます。今回はほうれい線に効く頭ほぐし法をご紹介。
頬がたるんでほうれい線がくっきり見えるのは、耳の上の側頭筋がこっているのが原因です。側頭筋の弾力を取り戻せば頬を引き上げる力が強まり、ほうれい線が目立たなくなります。

側頭筋
耳の上に広がる側頭筋。頬を引き上げる大事な筋肉です。

(1) 親指をこめかみに置き、残りの指で後頭部をつかむ

こめかみの骨にひっかける

親指をこめかみのへこんだ部分に引っかけ、手首を返して残りの指を後頭部へ。人さし指と中指で後頭部を両側からはさんで固定し、親指で頭を斜め上に引っぱります。

(2) 「あむあむ」と言いながら、口を大きく動かす

「あむあむ」と言いながら、口を大きく動かす

真っすぐ前を向きます。こめかみに当てた親指で頭を斜め上に引っぱったまま「あむあむ」と、口を大きく開けたり閉じたりを1回につき10秒行います。

(3) 親指の位置を替えて5か所で「あむあむ」する

頭のツボ

写真の点の5か所に親指の位置をずらしながら「あむあむ」を各10秒行います。そのときに、親指で筋肉の動きを感じながら繰り返しましょう。

ESSE12月号では、ほかにもフェイスラインや上まぶたのたるみを改善する頭ほぐし法や、体と心の不調と整える「頭のツボほぐし」なども紹介。ぜひチェックしてみてください!