そろそろ夏も本番。薄着になると、お腹回りや二の腕、太もも、お尻など気になることろが増え、なんとかしたい! という気持ちが高まりますよね。
今年の夏こそは少しでもやせたい! という人に向け、自身もダイエットに挫折した経験をもつ、料理研究家でダイエットカウンセラーのおにゃさんに、何歳からでも結果が出せる、ダイエットの成功の秘訣を教えてもらいました。
やせたい!でもやせられないときに実践してほしい3つこと
夏は、今まで隠していたところが目立つため、今度こそ本当にダイエットしなきゃ…でもいつもダイエットが続かない、もう歳だからやせられない…と、思っている方も多いのではないでしょうか?
大丈夫です。人は何歳からでもやせられます、どうか諦めないでください。ということで、今回はダイエットを成功させる秘訣をお伝えしたいと思います。
●「ダイエット=体重を落とす」は危険
最初お伝えしたいのは、「ダイエット=体重を落とす」という考え方を捨てること。
ただひたすらに体重を落とすことだけにとらわれると、体にとって無理な方法にいきがちで、結果リバウンドしやすく、体調も崩しやすいからです。
「ダイエット=食事・生活改善をして、一生太りにくい体質をつくる意識改革」だと、思ってください。時間はかかっても、着実に変えていくことが最大のポイントになります。その上で以下の3つのことを実践してみてください。
●ダイエット成功の秘訣1:やせたい理由を明確にし、決断する
正直、ダイエットは無理にやらなくてもいいものだと思っています。
というのも、「健康診断で異常値が出た」「太ったことで病気になった」以外は、急いでダイエットをする必要はないからです。それでも「やせたい!」と考える場合、なにかしら理由があるはずで、これがとっても重要。
成功の第一歩は、なぜダイエットをする必要があるのかを明確にして、「やせる!」と決断すること。そうしないと、わざわざ今の食生活やライフスタイルを変えてまでダイエットを継続することは、かなりハードルが高くなってしまいます。
具体的なやり方として、まず「なんのためにダイエットをするのか」をノートに書いてみるのがおすすめです。
そして、そのために、具体的になにをするのか、何kgやせたいのか、やせたあとどうしたいのか、どのように変わっていたいのか、理想の姿をイメージして書いてみます。それが書けたら、いつも目につくところに貼っておきます。
私が主宰するダイエットプログラムでも、最初にこれらのことをお伺いして、自分の理想像を描いてもらっています。なんとなく始めると3日坊主になりがちですが、こうして目的をしっかりしておくことで、途中で挫折することなく、約3か月のプログラムを結果が出るまで挫折することなくゴールまで走っていけます。
●ダイエット成功の秘訣2:短期間でやせようとしない
ダイエットしてやせる! と決断したら、みなさん2週間で◯キロやせる! 最低1か月で◯キロ絶対やせてやる! と短期間で、できるだけなるべく早く結果を出そうとしがちです。
私もダイエット・リバウンド経験者なので、「早く結果を出したい! 早くやせたい!」という気持ちはよーーくわかります。ですが、短期間のうちにやせたとしても、大抵の場合、栄養を無視した極端なダイエット(サプリやジュースなどの置き換えや、バナナやリンゴ、卵などの特定の食品を食べ続ける単品ダイエット、肉は食べない、糖質は一切取らないなど)になるので、リバウンドする傾向が高くなります。
考えてみれば、食べないダイエットをして体重を落としても、その後ずっと食べないわけにはいかないので、やせたらダイエット前の食事に戻りがち。そうすると、リバウンドするのは当たり前なのです。
しかも、極端な食事制限をしてやせると筋肉がどんどん落ちてしまい、基礎代謝も低下。そして次にまた同じような食事制限をしても、以前よりやせにくくなってしまっています。加齢により基礎代謝は低下しているのに、無理なダイエットにより、自分自身でさらにやせにくく太りやすい体をつくり上げてしまっているのです。
ダイエットは1日にしてならず。短期間でやせようとしないが鉄則ですよ。
●ダイエット成功の秘訣3:3食しっかり食べる
極端な食事制限はだめ。ではどうすればいいのか?
それは「3食しっかりバランスよく食べること」です。3食バランスよく…って、もう聞き飽きた! それでやせられるなら、とっくにやせてる! と思われるかもしれませんが、糖質・タンパク質・脂質・ビタミンミネラル・食物繊維をバランスよく。やっぱりこれが重要なのです。
でも実際は、忙しかったり、料理が苦手で外食や加工品が多かったり、好き嫌いがあったりで、「バランスよく」は結構難しいですよね。ダイエットプログラムでは生徒さんのお食事をチェックしていますが、糖質過多だったり、極端に糖質オフしていたり、野菜をまったく摂取していなかったり…がとても多いです。
そこで、糖質を控えめにした、バランスのよい朝・昼・晩の献立例をご紹介します。
朝:全粒粉パン、イワシ缶ディップ、グリーンサラダ、キウイのせヨーグルト
昼:塩そぼろ・卵・ホウレンソウの3食丼、キャベツのみそ汁、オクラとモヤシのおかかじょうゆあえ
夜:ブリのバターペッパー焼き、ニラ納豆の卵黄のせ、キャベツのみそ汁 ※3食のバランスを考えた糖質オフ献立の一例で、夕飯は主食なしの献立になっています。
いかがでしょうか。こんなに毎日いろいろ食べれない、意外と日々食べているものと近い、など、ご意見はさまざまだと思いますが、自分のできるところからバランスのよい食事を意識して続けてくださいね。
ダイエットしたいけど重い腰が上がらなかったという人は、まずはこの3つから始めてみましょう。いつの間にか体がすっきりと変化していくはずです。