長時間、座り続けてパソコンや机に向かう作業は、腰痛や肩こり、運動不足など体への負担もかかります。そこで、最近注目されつつあるのが、立ったまま仕事ができるスタンディングデスク。家事の合い間にちょっとパソコンを使ったりするときなど、家にあっても便利そうです。そんなスタンディングデスクをイケアのグッズで簡単につくるアイデアを、ライフオーガナイザーで整理収納のプロ・田川瑞枝さんに提案してもらいました。
すべての画像を見る(全13枚)運動不足の解消にも!スタンディングデスク
最近は、テレワークの導入で、オフィスに出勤せず、家で仕事をする人も増えていると聞きます。専用の書斎があるお宅なら問題ありませんが、リビングやダイニングで仕事をしていたりすると、とくに小さなお子さんがいる場合は、机の上のモノを触られて仕事の邪魔になったりと、なにかと不便なこともありそう…。
そんなケースでも、スタンディングデスクだったら、お子さんの手が届きにくく安心です。
キッチンカウンターなど高さのある場所にパソコンを置くと、立って仕事をするのにちょうどいい高さです。ただ、ここは調理などのときには邪魔になるので、ずっと使うわけにもいきません。
実際のオフィスでも、立ったまま仕事をしたり会議をしたりするスタイルも増えているようで、専用のスタンディングデスクも販売されています。でも、実際に試してみないと使い心地もわからないですし、気にはなっているものの買うまででもないかな、と思っている方も多いのでは…。
イケアのキッチングッズでスタンディングデスクをつくる
そこで、イケアのアイテムを使ってつくってみることにしました。ダイニングテーブルを簡単にスタンディングデスクに使う方法です。
そろえるのは、イケアで人気のグッズ2点。
1つ目は「VARIERA(ヴァリエラ)シェルフインサート」(サイズ幅32×奥行28×高さ16㎝)。食器棚の中に入れて収納スペースを増やし、お皿などをしまいやすくするための棚ですが、ダイニングテーブルにのせると、ちょうどよい高さのテーブルになりました。
次にそろえるのは、まな板「HÖGSMA(ホーグスマ)」(サイズ42×31×厚さ1.6㎝)。
棚の上にパソコンを安定させてのせるために、まな板を置きます。
まな板が滑らないように、すべり止めシートを敷くと安定します。また、キーボードをタッチしたときの振動も防いでくれます。
マウスを使う人は、100均の収納ボックスを置いて、使いやすい高さに合わせます。写真は、ワッツの収納ボックスですが、家にある箱でも十分代用できます。
準備はこれでOK。ダイニングテーブルをスタンディングデスクに使えます。これなら、仕事用のデスクをわざわざ買わなくてもいいですし、ご飯を食べるときにはさっとよけるだけですみます。
100均グッズをプラスしてさらに使いやすく
さらにパソコン作業をラクにしてくれるアイテムを100均で発見!「ボール型ノートPCスタンド」です。
ノートパソコンやタブレットの下に置いて角度をつけることで、タイピングの負担を軽減し、放熱効果もアップします。実際に使ってみたところ、すべりにくいゴム製なので、安定感も抜群です。
立って仕事をすることのメリットとして、すぐに行動できるのもひとつ。座っていると、立ち上がるのに体に負担がかかりますが、立っていると素早く動けるので、時間のロスも減らせます。
デスクワークや座った姿勢での家事仕事にお疲れの方、ぜひ一度、スタンディングワークを試してみませんか?