最後に冷房を使ったきり、エアコンのケアをせず、スイッチを冷房に切り替え…。そんなお宅は多いのでは。カビ臭くなったエアコンの掃除は、とても面倒なもの。一般的には、アルミフィン用の洗剤や内部掃除用と、洗剤の使い分けをしなければなりません。 掃除に関する著書もある掃除ブロガー・よしママさんは、エアコン掃除が1本で終了する、とても便利な洗剤を見つけました。その使い勝手をレポートします。
すべての画像を見る(全8枚)スプレー式の「エアコンカビトルデス」でカビを除去する
夏に冷房を使ったきり、エヤコンをそのままにしておくと、内部の結露でカビが発生しやすくなります。メンテナンスや掃除をしないまま、エアコンを利用していると、風でカビが部屋全体に広がることに。ホコリっぽいにおいやカビ臭に悩まされるハメになります。
この商品は、スプレーするだけで、エアコン内部、吹出口などのカビを強力に除去。カビ以外の雑菌も除菌して、いやなにおいも取り除いてくれます。塩素系成分は使用されていないので、ツンとしたにおいはありません。
除カビ、除菌、徐臭の効果があり、さらに防カビ効果が1か月もつので、カビやすいエアコン掃除におすすめです。1本で30台分使用できるようですが、汚れたエアコンを内部までしっかりやろうとすると2~3台分といったところかもしれません。
自動お掃除機能つきエアコンにも使用でき、さらに空気清浄機、加湿器、浴室乾燥機、除湿器などのフィルターや吹き出し口にもOK。1本あれば使い回せます。
※注意点
故障の原因となるので、電装部(センサー、電子基板、スイッチ、モーター、配線など)にはスプレーしないようにしてください。機種によって掃除方法が異なるので、必ずエアコンの取り扱い説明書を確認してください
使い方を解説!床汚れの対策も忘れずに
まずは電源を切りプラグをコンセントから外します。ホコリやカビが落ちることがあるので、エアコンの下に新聞紙などを敷きます。養生しておくと床が汚れません。ホコリなどが舞うのでマスクをつけ、炊事用手袋を使用してください。
フィルター掃除について
前カバーをあげて、フィルターを外します。ホコリがたくさん積もっている場合は、掃除機で吸い取ってから外しましょう。ホコリが落ちにくくなります。
フィルターを外したら、ホコリの積もっている面を、掃除機の「弱モード」で吸い込みます。その後、フィルターを水洗いして乾かします。
フィルターが乾いたら、「エアコンカビトルデス」をスプレーしてカビ予防します。
フィンの掃除の仕方とスプレーの使い方
アルミフィンにもスプレーして、10分ほど置きます。
吹き出し口の掃除の仕方とスプレーの使い方
吹き出し口の掃除にも使えます。ペーパーを割りばしに巻きつけて、輪ゴムでとめます。そこに「エアコンカビトルデス」を吹きつけて、内部をやさしくふいていきます。
カビが広がるといけないので、ペーパーが汚れてきたら、新しいぺーパーに取り替えます。エアコン内部の部品を壊さないように、なるべく広い範囲をやさしく丁寧にふいていくのがコツです。
内部に見える送風ファンがカビている場合は、内部にスプレーして、カビを取るようにしながらふき取ります。
ルーパー(吹出口の羽)の掃除の仕方とスプレーの使い方
ペーパーに「エアコンカビトルデス」を吹きつけて、エアコン全体をふいていきます。前カバーやルーバーもふき取ります。
乾いたフィルターを戻し掃除終了です。エアコン内部も掃除後10分ほどしたら電源を戻して、内部の汚れが落ちてこないか確認してください。
ホコリっぽいにおいやカビ臭さが減っていることがわかると思います。
エアコン掃除は大掛かりで面倒。そんな先入観があると思いますが、洗剤がこれ一本で終了するので、掃除のハードルが下がります。
ちなみに、アルミフィンや吹き出し口から見えるファンの内部までカビが発生している場合は、すべてのカビを落とすことが難しいです。そのため、筆者はエアコン業者にまかせるようにしています。