そろそろマイホームがほしいけれど、何から手をつけていいかわからないという方、多いと思います。土地を購入して新築? 新築マンションを購入?さまざまな選択肢がある中でも、手頃な価格で中古マンションを買って、自分好みにリノベーションする。そんな暮らし方が今、注目を集めています。「出産」をきっかけに中古マンションを購入してリノベーションしてハッピーに暮らす、東京都・目黒区にお住まいのSさんファミリーのお宅をご紹介します。

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目次:

子どもが幼稚園や小学校に上がる前に、落ち着いて住み続けられる家を!他のスペースはコンパクトでもいいからリビングを広々と!ママ友に大好評!ベビーカーがゆったり置ける玄関土間

子どもが幼稚園や小学校に上がる前に、落ち着いて住み続けられる家を!

Sさん夫妻が結婚以来住んでいた賃貸住宅は、長男が生まれてみると何かと不都合が生じました。
「リビングと玄関土間が一体になったつくりだったので、ハイハイのときに困ってしまって。リビングの音や光が寝室に筒抜けなのも困りました」(妻)。
子どもが幼稚園や小学校に上がる前には、落ち着いて住み続けられる家を持とうと話し合い、子育て仲間の多い地元で物件を探しました。購入したのは築33年(昭和55年築)、専有面積66.00平米の物件。
設計は、プロデュース会社のリビタを通じて知り合った、オフィス・エコーの江本響さんに任せることに。

他のスペースはコンパクトでもいいからリビングを広々と!

リノベーションの基本コンセプトは「リビングをできるだけ広く」。そのため、キッチンや個室、サニタリーは狭くなってもいいと割り切ったそうです。

その代わり、玄関は広めに、収納は各部屋に設ける、子どもが増えたときのためにちょっとしたロフトスペースをプラスするなど、ゆとりを加えることにも配慮。
またLDKに隣接する子ども室には大きな内窓を取り付けたことで、お互いに様子が分かると同時に、部屋に広がりや明るさももたらされています。

リビングに溶け込むオープンキッチンは、家族に背中を向けずに洗い物ができるのがいいところ。
「長男がリビングで自由に遊んでくれるようになり助かっています。前の家は狭くて友達を呼べなかったのですが、今は頻繁に訪ねてもらえるのもうれしいです」(妻)。

ママ友に大好評!ベビーカーがゆったり置ける玄関土間

玄関土間にはベビーカーが何台か入れられるので、ママ友たちに好評だそう。意外とかさばる外遊びの道具も、玄関収納にしまえるから生活感が出ません。

引っ越してから、長女が誕生した。前の家とは違い、眠る場所が生活の場所から切り離されているので、短時間でも質の良い眠りを得られるようになったそうです。思いのかなった住まいを得て、「子育て」に手のかかる時期を快適に乗り切っていけそうですね。

設計/オフィス・エコー プロデュース/リビタ
撮影/山田耕司
※情報は「リライフプラスvol.26」取材時のものです