家を自分好みに飾るべく、インテリアや雑貨を並べるのってすごく楽しいですよね。でも、ディスプレイするだけじゃ、何だか物足りない……なんて思うこと、ありませんか?インテリアを飾るだけでは満足できず、自分の家までつくってしまったという、赤石さんご夫妻のお宅を訪ねました。毎日コツコツDIYを進めたというお宅には、こんなものも出来るんだ!というアイディアがいっぱいです。

目次:

毎日コツコツ家族で施工を進めましたまだまだある!赤石家の必見DIYポイント

毎日コツコツ家族で施工を進めました

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夫妻ともにクリエイターだという赤石さん。職業柄、最初から新築マンションや建て売り住宅ではなく、家を「つくる」ことに主眼を置いたリノベーションを考えていたそう。
夫妻が務める会社から徒歩圏内にあるマンションを購入し、1時間半の昼休みも毎日通い、少しずつ解体や塗装などの作業を進めたんだとか!

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LDKと寝室の床のフローリングは、全て夫妻と妻の父による共同作品。結婚したてだったこともあり、夫と妻の父はほぼ初対面だったそう!
「切って、接着剤を塗って、貼ってと、チームワークによる流れ作業ですごい勢いで仕上がりました。施工に慣れた夫が師匠で、父が弟子のような不思議な関係性になったのですが、父は毎日のように手伝いに来てくれて、夫のことをすっかり信頼したようです(笑)」と妻は言います。
家族でのDIYは、コミュニケーションにも一役買ったようですね。

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キッチンの吊り棚、寝室の照明や出窓の板張りも、全てDIY。細部に至るまで見事にテイストが統一されているのにも納得ですね。

まだまだある!赤石家の必見DIYポイント

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テレビ下のAVボードの脚は、ネットで購入したガス管。これに板を組み合わせ、男前インテリアに仕上げています。上部のスピーカーも、夫が配線まで行って設置したそう!

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自分達で取り付けたキッチンの吊り棚には、フライパンやフライ返し、ワイングラスなどを吊るして収納しています。ドライフラワーや吊り下げられた小皿が、カフェレストランのようにオシャレですね。

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キッチン横の棚には、夫が趣味で集めた動物の頭蓋骨が。収集物とインテリアが調和していて、サスガ!

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ルーフバルコニーにある、猫用トイレは余った床材で作ったもの。床材はあらゆるところに活用し、全部使いきったそう!

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ウッドデッキももちろんDIYで作ったもの。フローリングで慣れていたので、あっという間に仕上がったとか。広々としていて、使い勝手も良さそうです。

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キッチン横にある洗面コーナー。寝室との間の壁には、猫の出入り口が繰り抜いてあります。「自分の家を自分の手で作りたい」という思いから始まったオールDIYの家。
作る段階から思い出が増えていき、玄関から寝室、細かいインテリアまで全てが自分好みに完成した家は、居心地もまた格別のはず。家の全ては無理でも、一部だけであればDIYは意外と簡単に出来るもの。
もし、どこか気になる場所があるのなら、思い切ってチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

設計・施工HandiHouse project
撮影 kazashito nakamura
※情報は「住まいの設計」取材時のものです