人との接触を減らしたいコロナ禍、キャッシュレスの支払いが増えたという人は多いのでは?
クレジットカードや電子マネーはとても便利ですが、「つい浪費してしまう」「予算感覚がうまくつかめない」など、家計管理が難しくなるという悩みも。
「使いすぎてしまうなら、カード払い分を現金でその都度取っておくといいですよ」と話すのは、整理収納アドバイザーで、家計管理にも詳しいichigoさん。詳しいやり方を教えていただきました。
生活費は現金で引き出し、袋分けで管理。電子マネーも「現金」で見える化を
ichigoさんは毎月末、生活費として計上している予算を銀行口座からすべて引き出し。
「住宅ローンや水道光熱費などの引き落とし分は口座に残して、貯金も別で先取りしています」
袋分けにはスライダーケースを利用し、引き出した現金は項目ごとにそれぞれの予算をケースへ移します。
「食費&日用品代、交際&レジャー費、自己投資(おもに書籍)代です。月々使えるお金が見える化できるため、使いすぎをセーブできています」
●クレジットカードで払った分の現金を別のケースへ移動
現金で袋分けしているichigoさんですが、店舗でのカード払いやネットショッピングもたくさん利用しています。
「カード払い分も、現金払いと同じように使った金額分だけケースから取っていくんです。そのために、“取り置き分”というケースも用意しておくのが私流。翌月の生活費予算から取り置いた分を差し引いてATMから引き出します。カードを使うとケース内の現金はどんどん減っていくので、あとどれくらい予算が残っているか一目瞭然。予算以上に使ってしまうことはありません」
カード払いを利用することが多い外食やお茶代などは、生活費? それともレジャーに計上するべき?
「項目分けに悩みそうなら、予算を考えるときにあらかじめ自分ルールをしっかり設けておくとラク。ちなみにわが家では、月に1度少しぜいたくな外食を楽しんでいて、それは娯楽&レジャー費に分類しています」
電子マネーの場合はチャージした金額を取り置き分のケースに移し、翌月の引き出し時に調整すればクレジットカードと同じように残り予算を把握できます。
ちなみにichigoさんはデジタル家計簿で家計管理しているそう。
「マスターマネーというPCソフトを使っています。数値を入れると過去の記録と比較できるので便利です」
便利でポイントも貯まるクレジットカードや電子マネーは、今後も賢く取り入れていきたいもの。使いすぎを防止するichigoさん流のテクニックをご紹介しました。