12月はなにかとものいりな月ですが、「今月だけは節約もおあずけ…」と思うのは早計! 節約上手のESSE読者を取材したところ、こんなときこそコツコツとムダなコストをカットし、上手にお金を貯めていました。ちょっとした工夫こそ、節約の近道。また今年じゅうに貯まるクセをつけておけば、来年の家計にも好影響間違いなしです。
食材をムダにしないストック&手づくりで、コツコツと食費カット
年末に向けて3か月前から10万円を貯めているというESSE読者のAさん(岐阜県在住、30代。4人暮らし)。ここでは、Aさんが実際に行った食費の節約ワザを一部をご紹介します。
●余り野菜をミックスして手づくりドレッシングに(月あたり400円の節約)
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ドレッシングは、そのときある余り野菜を使って手づくりすれば、市販品を買わずにすみます。「こちらはタマネギとリンゴ酢、マスタード、粒コショウ、乾燥バジルをフードプロセッサーでミックス。サラダ弁当をよく持参するので、職場の冷蔵庫にも1本常備しています」。
●ママ友と集まるときは手づくりお菓子のプチギフトを(月あたり2500円の節約)
ママ友と集まるときは、フィナンシェやスノーボールクッキーなど、日もちのする焼き菓子を手づくりして持参。「レースペーパーやスタンプなどを使ってかわいらしくラッピングすると、見栄えもよく、喜んでもらえます」。
安く買った個包装用の袋に、100円のスタンプを押すだけでおしゃれに変身。「油性インクを使うときれいに押せます。こすっても落ちないよう、しっかり乾燥させました」。
●おにぎりを冷凍ストックして子どものおやつに(月あたり400円の節約)
ご飯を多めに炊いて、余った分はおにぎりにして冷凍。子どもたちのおやつとして、いつもストックしています。「外遊びして小腹がすいたら、自分たちで電子レンジで解凍して食べ、また遊びに行ったりしています」。
●ニンニクはすりおろして冷凍すれば好きなときすぐ使える!(月あたり500円の節約)
畑で収穫したニンニクは、大量にすりおろして冷凍保存しておくと便利。「冷凍用保存袋に入れて平たくのばし、上から菜箸でギュッと押して筋をつけておけば、必要な分だけパキッと折って、すぐ使えて便利です」。忙しいからと市販のチューブ入りのものに頼るよりも、ずっとお値ごろ。
●乳製品や加工品はスーパーよりおトクなドラッグストアで(月あたり600円の節約)
食品の買い物はなじみのスーパーだけに頼らず、他店の価格もチェック。「バターや牛乳、冷凍食品は近所のドラッグストアの方が安く、かつ月末には割引クーポンももらえるので、そこを狙います」。
●子どもたちが食べないあめはキャラメルソースに(月あたり500円の節約)
もらいもののあめが余ったら、キャラメルソースにアレンジ。
「あめならなんでもOK。水と一緒に鍋に入れて溶かし、キツネ色になったら生クリームで仕上げます。ラテに加えたり、そのまま食べても濃厚でおいしいですよ」。
●無料で借りた畑で野菜を育て、家族で収穫(月あたり4000円の節約)
4年前に近所の人に声をかけてもらって始めた野菜づくり。「昨年から家のすぐ近くに畑を借りることができ、常に15種以上を育てています」。食べきれない分は刻んでかさ増し料理に使ったり、ご近所に分けたりとムダにしません。
野菜はムダにせず使いきります。「サツマイモの軸煮」は、通常は捨てるツルを、ゆでてからしょうゆと砂糖、みりん、だしで炒め煮にしたもの。素朴な味でおいしい!