洗濯機の側や冷蔵庫の横、ちょっとしたすき間にあると便利なグッズ。「ここにあるといいかも?」「買わなきゃ!」となりますが、じつはない方がすっきり、便利なことも。
ライフオーガナイザーの下村志保美さんが、「なんとかなった」実例を教えてくれました。
その便利グッズ、いらないかも?ペン立てにホワイトボード、減らしてみました
わが家はドラム式の洗濯乾燥機で毎日乾燥まで終わらせます。そして毎日乾燥が終わったら専用のブラシを使って乾燥フィルターの掃除をします。
このブラシをすぐ使えるところに置きたいのでマグネット式のペン立てを買ってこようか…と思いましたが、ちょっとひと工夫。
100円ショップで購入した強力マグネットが余っていたので、ブラシに直接養生テープで貼りつけました。
そしてブラシを直接、洗濯機の横にペタッとはりつけます。
ペン立てにさしてもいいのですが、そうするとまたその中にホコリが溜まって掃除も必要になります。この方法ならその手間も不要です。
●ホワイトボードも買わない。代わりに「直接書いてしまう」
キッチンでちょっとメモをしたいときってありますよね?
私の場合はお米を水につけているとき。あとで炊飯するときに2合だったか3合だったかわからなくなることがたまにあるので、ちょっとメモしたい。
以前はふせんに書いて冷蔵庫などに貼っていましたが、気がつつくとはがれていることもあるし、紙がもったいないような気もします。
そこでホワイトボードを買ってきて冷蔵庫にはろうかと思ったけれど、ふと思いついて冷蔵庫に直接書いてみました。
ぬらしたティッシュやふきんできれいに消えます。
同じようにシンクの横のタイルに書いてみましたが、こちらもOK。
私がメモしたいくらいの頻度と量であればこれで十分。ホワイトボードを買う必要もなくなりました。
そしてホワイトボードを使ったときしばらく消さずにいると、文字を消してもシミのように残ってなかなか消えなくなって汚くなった経験はありませんか?
冷蔵庫やキッチンのタイルにそんなシミを残したくないので、メモも用が終わったらこまめに消すようになりました。
※冷蔵庫の材質を確認したうえ、目立たないところで試してください
●ペン立ていらず!マーカーもマグネットでペタ
洗濯乾燥機のブラシ同様、マーカーも直接冷蔵庫にくっつけます。
マグネットを巻きつけて冷蔵庫にピタッ!
ペン立てなどを購入する必要もなく、見た目もスッキリします。
便利グッズはいまや100円ショップで手軽に手に入りますが、便利なものであっても、ものは持ったら持っただけメンテナンスをするという手間がかかります。
またたとえ100円で手軽に買ったものであれ、不要になったときポイと捨てるのは心が痛むもの。
私はなるべく「捨てる」ということをしたくないので、「どうやったら収納しなくてすむか」「どうやったら買わなくてすむか」と、慎重な買い物を心がけています。
こうやって収納グッズをなるべく買わないようになった今の方が、片づけがラクになっていると実感しています。