ちょっといい日に使いたい、お盆やランチョンマット、テーブルクロス。平たくて自立せず、じつは収納に困るもののひとつです。
「ファイルボックスやブックエンドを使った収納がおすすめです」と話すのは、ライフオーガナイザーの下村志保美さん。詳しく伺いました。
手前の「立ち上がり」がないファイルボックスを発見。中のものを持ち上げる必要がなく便利なんです
ランチョンマットやテーブルクロス。たくさんもっているわけではありませんが、キッチン収納の中で積み上がっていました。
また、お盆や、板タイプの折敷(縁つきのお盆)は、取り出すときにガタガタ当たると傷も気になります。
そこでファイルボックスやブックエンドを使った収納を試してみました。
●お盆はファイルボックスに立てて収納
今回使ったのは「like‐it」というブランドのファイルボックス。ホームセンターやAmazonなどのオンラインショップで購入可能です。
色は「ホワイト」と「オールホワイト」の2種類あって迷ったので、どちらもお試しで購入しました。
ホワイトは透け感があり、中になにが入っているかうっすら見えます。
オールホワイトはマットな白で透けません。無印良品のファイルボックスのホワイトグレーよりも明るい白です。
私はファイルボックスは無印良品のものをよく使っていますが、手前に立ち上がりと呼ばれる部分があるため、ボックスよりも大きなサイズのものは収納できません。
しかしこのlike‐itのシリーズは立ち上がり部分がなく、中に入れるもののサイズの自由度が上がります。これは革命的!
早速、お盆を収納してみました。幅広のお盆もこのとおり立てて収納できます。
引き出しなどに重ねて収納しているときにありがちな「下のものが取り出しにくく、上に重ねているものだけ使う」問題もありません。
・天馬 like‐it A4 ファイルボックス 幅(L)7.7×奥25.3×高30.7cm (S)7.2×奥25.3×高30.7cm
・天馬 like‐it ファイルボックス ワイド 幅13×奥25.3×高30.7cm
●「立ち上がり」がないタイプのファイルボックスは、取り出しがこんなにラク!
この立ち上がりのないタイプは、じつは本や書類を入れても出し入れがしやすいのです。
手前に立ち上がりがあるタイプのものは、取り出すときに上に持ち上げないといけません。
ファイルボックスを本棚などの中で使うときは、本を持ち上げる分の高さをあける必要があります。
一方、立ち上がりがないタイプは、本をスッと手前に引くだけで取り出せます。
お子さん用の教科書や絵本などは、こちらのタイプがラクでいいと思います。
●テーブルクロスはブックスタンドにかけて収納
テーブルクロスはシワが気になりますので、ホームセンターで購入したブックエンドにかけて収納することにしました。
クロス同士を重ねると重さでシワになりがちでしたし、取り出すときにぐちゃっとなっていましたが、これならストレスがありません。
デッドスペースを活用するために、無印良品の「アクリル仕切り棚(小)」を使い、テーブルクロスの下の部分にはテーブルランナーを収納しました。
コースターや紙ナプキンは無印良品の「ファイルボックス ワイドハーフ」に収納。
これで、扉をあけたら一眼でわかる収納になりました。
●ファイルボックスはバッグ収納にも使える
ファイルボックスをクローゼットの収納にも使ってみました。
くたっとなって自立しないバッグ。またバッグによって色が違うため、収納の扉をあけたときごちゃつく印象が気になっていました。
しかしなかなかサイズがちょうどいい収納ボックスに巡り合うことができませんでした。
このファイルボックスであればバッグの厚みさえOKであれば、バッグの高さや幅は気にしなくていいんです。
オールホワイトのワイドを使えば、このようにすっきり。
今回はお試しで1つしか買ってませんが、追加購入の予定です。