こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
換気扇の掃除、ロールスクリーンやカーテンの洗濯、お風呂場の排水溝やキッチンの排水溝の掃除などなど、手間がかかることって、ついついあと回しにしがちです。
なぜあと回しにしがちかというと、「した方がいいんだろうけれどもやりたくないなー」と、自問自答するスキがあるから。「時間がない」「大変」「終わらなかったどうしよう」と、言いわけを考える時間があるからなんだと思います。だからこそ、考える間もなく、まずワンアクションで「えいっ!」と行動を起こしてしまうのが私流です。自分に「さあやるよ!」とエンジンをかける感じ。背中のやる気スイッチを自分で押す感じでしょうか。
考える間を与えないワンアクションの方法は
リビングにある薄手のロールスクリーンは、シミがあちこち目につくようになったら洗濯のしどきです。洗った方がいいなと思ったら、迷う前に、色柄物用のスプレーを汚れに吹きかけてしまいます。
吹きかけてしまったら、放っておくわけにはいかないので、はずして洗うしかない。
洗ったら、そのままにしておくとシワになるので、ぶら下げて乾かすという感じ。また、カーテンやロールスクリーンは、もとの位置につるし直せば自然と乾くので、干す・取り入れるという作業が普通の洗濯に比べると手間が少ない…なんて、ちょっとポジティブに考えてみるのも私流です。
面倒な水回り掃除は、スプレー剤のシュシュッをやる気スイッチに
お風呂の排水溝にはカビ取り剤を、キッチンの排水溝にはキッチン用の漂白剤を、まずシュシュッとかけます。
かければ、流す必要が生じますし、残った細かい汚れを、古歯ブラシを使って取りたくなるのが私です。掃除って、始めるまでは面倒でも、イザ始めてしまえば、ひとつひとつは思ったほど多く時間がかからない。プラス、やってよかったとホッとすることの方が多いように感じています。
さらに私の場合は、「友人とのランチに出かける前」とか、「旅行に出かける前日」など、楽しみが迫っているときの方が、やる気になるらしい。
そんな、“自分のやる気が出る時”を把握しておくのも、掃除をする勢いに加速がついて、いいのかもしれませんね。
【若松美穂(わかまつみほ)】1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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