季節の変わり目は、家電のお手入れをするいいタイミングです。夏のあいだ大活躍してくれたエアコンと空気清浄器は、その分汚れが溜まっている可能性が。涼しくなって家事をしやすい今の時期に、サクッと掃除をしたいもの。家電の掃除は難しそう…という印象がありますが、じつは家にあるもので、簡単に掃除できます。

季節の変わり目には、エアコンと空気清浄器のお手入れを

「家電は、基本的に水を嫌うので、機械部分は直接濡らさないように注意が必要。また、メーカーや機種によってお手入れ方法や外せる部位が違うので、掃除前に必ず取扱説明書を確認しましょう。ホームページから説明書をダウンロードできるメーカーも増えています」というのは、新聞や雑誌などで掃除術にまつわる情報を発信する東いずみさん。エアコンと空気清浄器の簡単なお手入れ方法を教えてもらいました。

●エアコンの掃除の仕方

エアコンの汚れは、風とともに部屋じゅうに飛び散ってアレルギーの原因になることも。「フィルターだけでも、小まめに掃除をするのがおすすめです」。

(1)フィルターの汚れを落とす

フィルターの汚れを落とす
すべての画像を見る(全12枚)

フィルターを外し、掃除機でホコリを吸います。汚れがひどいときは、浴室で水洗いを。

フィルターの汚れを落とす

歯ブラシでこすると、細かい汚れもよく落ちます。よく乾かしてから、本体に戻しましょう。

(2)吹き出し口の奥をふく

吹き出し口の奥をふく

メラミンスポンジを2~3cm角にカットします。

吹き出し口の奥をふく

「これを、割らない状態の割り箸の先にはさみ、吹き出し口をふくと、カビも取れて衛生的です」。届く範囲で、奥の方までしっかりふくようにして。

●空気清浄器の掃除の仕方

パーツが多い空気清浄機は、汚れがたまりがち。「加湿機能つきの場合は、フィルターの汚れだけでなく、水アカもついていますよ」。

(1)ホコリを吸いながら分解する

ホコリを吸いながら分解する

電源を抜き、新聞紙などの上で、説明書に従って分解できる部分を分解します。

ホコリを吸いながら分解する

ホコリが散るので、掃除機で吸いながら行います。

(2)内側をふく

内側をふく

分解できない本体の内側は、かたく絞ったぞうきんで水ぶきを。

内側をふく

細かい溝のある部分は、綿棒を使うと汚れがよく落ちます。

(3)パーツを水洗いする

パーツを水洗いする

加湿タンクなど、洗えるパーツは、洗面所か浴室で水洗い。つけおきOKのフィルターは、クエン酸水につけると水アカも落ちます。

パーツを水洗いする

ただし水洗いできない部品もあるので、説明書で必ず確認をしてください。

(4)外側をふく

外側をふく

水洗いしたパーツは乾かしてから元に戻し、本体の外側を水ぶきします。

外側をふく

「吹き出し口や底面の四すみはホコリがつきやすいので念入りに」。からぶきして仕上げます。