洗面台に放置されがちなヘアゴム。「片づけてね」と声をかけることは、女の子がいる家庭ならだれしも経験しているはずです。
小学校高学年の娘さんを持つ整理収納アドバイザー、川根礼子さんもヘアゴム収納に悩んでいたひとり。置き場所をつくっても、入浴前に外したまま置きっぱなし。そこには意外な理由がありました。

棚
ヘアゴムが出しっぱなしになる意外な理由とは…?
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洗面所のヘアゴム収納問題。100円フックで乾かしながら収納!

川根さん宅の洗面台収納は、無印良品のブリ材バスケットがメイン。ただ細かいヘアゴムやピン留めを細かく収納するのには向いておらず、娘さんには小さな白い引き出し収納ケースを使ってもらっているそう。

ヘアゴム

「この引き出しをあければすぐヘアゴムをしまえるはず。なので、まずは出しっぱなしにしている理由を尋ねてみました。すると、部活をしているため、汗で濡れたヘアゴムを乾かしたかったのだということが判明。娘なりに考えていたことがわかったんです」

頭ごなしに片づけなさい! と強制するのではなく、子どもの気持ちや行動パターンを考えることが、整理整頓の第一歩。家族が続けられる仕組みづくりを考えることが必要なんです。

●ダイソーの鍵ホルダーが引き出しにちょうどいい

とはいえ何日も置きっぱなしにするのは見た目がすっきりせず、ヘアゴムを紛失する可能性も大。ヘアゴム専用のフックをわざわざ買うのも手間とお金がかかります。

そこで川根さんが活用したのは、ダイソーの鍵フック、キーテール。

鍵フックを持つ

「本来はバッグのポケットなどにつけて鍵を引っ掛けておくものです。じつは私のバッグではうまく使えず、買ったもののお蔵入りになっていました。それがちょうど白い引き出しのくぼみに引っ掛けるのにぴったり!」

鍵フックにヘアゴム

「娘もこれなら、と毎日引っかけてくれるようになりました。子どもに続けてもらうには、仕組みを簡単にすることが最も大切です」

鍵フックのヘアゴムをとる様子

引っかけるだけなら、粘着フックと違って位置替えや取り外しがラクちん。家で眠っていたグッズも再活用できて一石二鳥です。

洗面台にものがないとふき掃除のハードルも下がり、きれいを保ちやすくなります。

ヘアゴムの収納に困っているなら、ぜひ試してみてください。