梅雨時季の洗濯物を干し終えると、くさいにおいが…。そんなときがっかりしますよね。洗濯物をすっきりときれいに乾かすテクニックを、洗濯の楽しさを伝えるプロ集団・洗濯ブラザーズのみなさんの教えてもらいました。
すべての画像を見る(全7枚)においを寄せつけない洗濯物の干し方
においの原因菌を繁殖させないためには、早く乾かすのが大事。目標タイムは5時間以内!
●部屋の湿度を下げてスピーディーに乾かす部屋干しの方法
洗濯物を早く乾かすための条件は、風通しをよくして空気を巡らせ、湿度を下げること。広い部屋よりも2畳程度の狭いスペースの方が湿度や温度をコントロールしやすく、部屋干し向きです。
<POINT>こぶしひとつあけて干す洗濯物同士は間隔をあけ、空気の流れをつくります。目安はこぶしひとつ分以上。衣類が空気に触れる表面積をなるべく増やすのがコツ。
<POINT>サーキュレーターは湿気がたまる下にサーキュレーターや扇風機も部屋干しに大活躍。湿気がたまって乾きにくい、洗濯物の下の方に風が当たるようにすると効果的。
<POINT>エアコンを27℃に設定温度管理もでき、乾いた風を送ることができるエアコンはぜひ活用して。人が快適に感じる温度が洗濯物にも◎。夏場は27℃ぐらい、冬場は20℃ぐらいの設定に。
<POINT>除湿機は最強の味方除湿機は、エアコン以上に強力に湿度を下げてくれるので、あればベスト。狭い室内で、洗濯物を効率よく乾かすことができます。
●乾きにくいアイテム別・干し方のポイント
【ジーンズは裏返して筒状に】
厚手のジーンズは、とくに裏側のポケット部分が乾きにくいので、裏返してから干して。また、スカート用ハンガーを2本か、ハンガー2本とピンチを使い、筒状に干すと早く乾きます。
【タオルは2つ折りは避けて干す】
全体が重なる2つ折りだと、乾くのに時間がかかります。ピンチハンガーなどで1枚ずつ広げて干すか、ハンガーを2つ使い、コの字に干して重なりをなくして。
【パーカーのフードはピンチで留める】
フード部分が重なったままだと、その部分だけ乾きません。ハンガーにかけたあと、フード部分だけもう1本のハンガーとピンチを使い、間隔をあけて留めるとGOOD。
【厚手の靴下は履き口を広げて干す】
厚手の靴下のリブ部分は、重ねてピンチで留めないようにし、広げて内側に空気を入れるようにして干します。また、下より上の方が乾燥しやすいので、厚いリブ部分を上にするのが正解。
部屋干しのお悩みQ&A
Q:においがついたものはどうすればいい?
A:40℃の洗浄液でつけおき洗いをタオルやTシャツについた生乾きのにおいは、通常の洗濯ではとれにくいもの。40℃の湯に粉洗剤を溶き、30分~半日つけおきしてから洗濯機で洗って。
Q:除湿機がなくても早く乾かすには?
A:湿度が低い高い場所に干すのも有効部屋の中でも湿気がたまりにくい高い場所に干すと、早く乾きます。エアコンや扇風機など、あるものを活用し、乾きにくいものを優先して乾きやすい場所に。
Q:洗濯法を守ってもイヤなにおいが気になる場合は?
A:洗濯槽の汚れが原因かも。月1回を目安に洗浄を洗濯槽が汚れていると、洗濯物に雑菌がつき、においの原因に。春夏は月1回、秋冬は3か月に1回を目安に、専用クリーナーで洗浄を。洗濯石けんを使う場合はとくにこまめに。
※洗剤は条件により固まったり、溶けにくくなる場合があります。また使用する家電製品については取扱説明書、注意書きを確認してから使用してください。