ゴーヤーチャンプルーにぴったりの季節がやってきます。「家でつくると、苦味が残る」というお悩みがよく聞かれますが、ゴーヤーを薄切りにすることと、短時間でシャキッと炒めるのが、苦味をとっておいしく仕上げるコツ。
ここでは料理研究家・しらいのりこさんのレシピを、ESSEonlineライターが実際につくって試してみました。
苦くならない!砂糖を使わずにおいしいゴーヤーチャンプルーの簡単なつくり方
●ゴーヤーチャンプルー
【材料(4人分)】
・ゴーヤー 1本
・豚こま切れ肉 100g
・豆腐(木綿) 1丁(300g)
・卵 2個
・塩、コショウ 各少し
・ゴマ油 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
・カツオ節 1袋(4g)
【つくり方】
(1) 下準備をする
ゴーヤーは縦半分に切って種とワタを取り、3mm幅の薄切りにする。豆腐はザルに上げて軽く水気をきる。卵は溶いておく。豚肉は塩、コショウでもむ。(2) 卵を炒める
フライパンにゴマ油大さじ1を中火で熱し、(1)の溶き卵を流し入れ、ふんわり炒めて取り出す。(3) 炒め合わせる
(2)のフライパンにゴマ油大さじ1をたし、豚肉を中火で炒める。表面が白くなったら、(1)の豆腐を手でちぎり入れ、焼き目をつける。(1)のゴーヤーを加えて1分ほど炒め、しんなりしたら(2)の卵を戻し入れて混ぜ合わせる。しょうゆ、コショウ少し(分量外)で味をととのえ、器に盛ってカツオ節を散らす。[1人分229kcal]
【つくってみた感想】
暑くなってくると、家庭菜園でたくさん採れたゴーヤーを分けていただくことがあります。いつもありがたく頂戴しているのですが、苦味を取るために塩をふったり水気を絞ったりと、下ごしらえが少し面倒に感じることもありました。
しかし、今回のレシピで薄くカットすればいいと知り、とてもラクに感じました。短時間で手早く炒めればいいという点も、夏はなるべく火の近くにいる時間を短くしたいので、ありがたかったです。
食べてみると、確かにいつも行っている下処理と変わらないくらいの味でおいしかったです。
豆腐の水きりも、いつもはキッチンペーパーに包んでレンジで温めて冷まして…と時間がかかっていました。今回は少しザルに乗せ、炒めただけでしたが、かなり水分が飛んだように感じます。
これからの季節はそうめんやざるそば、ざるうどんなど麺類が食卓に登場する機会が増え、栄養バランスが気になります。
ゴーヤーチャンプルーは案外主食を選ばないので、大活躍しそうです。お肉が冷蔵庫にないときも、ウィンナーやシーチキンなどで代用できるところも便利。この夏はぜひたくさんつくりたいです。
このレシピが掲載されている
ESSE7月号の別冊付録「新きほんの料理50」は、だれもが知っている、家族が大好きな定番おかずのコツや時短テクが満載。ぜひチェックしてみてください。