生花やグリーンが家の中にあると目にも優しく、気分もよくなります。
今回は、身の回りにあるものを使い、花をバランスよくいけるコツを、ライフオーガナイザーの下村志保美さんに教えていただきました。
輪ゴム、セロハンテープ、針金を使って花をすてきにいける方法
●水に浸かる部分の葉を落とし、輪ゴムでゆるくまとめる
玄関先の植え込みで元気よく茂っていたツルニチニチソウをカットし、てリビングに飾ることにしました。
グリーンでもお花でもそうですが、まずは水につかる部分の葉っぱをすべて落とします。栄養を、見せたい部分の葉やお花に行き渡らせるようにするためと、水を腐りにくくするためです。
1本の茎に輪ゴムを通し、ほかの茎にもぐるぐると巻きつけ、最後にまたどれかの茎に輪ゴムを通して束をまとめます。
あまりきつく縛りすぎず、手で動かせば多少動く程度のゆとりがある状態に。
この状態で花ビンに挿します。
ゆるく輪ゴムで固定していることで葉っぱの向きの調整もラクですし、水換えのときも形が崩れにくくなります。
●スーパーの切り花を形よく活ける
スーパーでワンコインで買える切り花を、テーブルフラワーとしていけることがよくあります。
私は20年近く前に購入したこのタイプの花器を使っています。
穴に茎を挿していくだけで丸く、形よく活けることができます。
ただこういうものがなくても手軽にできる方法があります。
●セロハンテープを使ってきれいに活ける方法
シンプルな口の広い花器とセロハンテープを用意します。
セロハンテープを#のような形にはります。
テープを少しつまんで立体的にするといいですよ。
花器が大きい場合はもう少しテープの数を増やすといいですね。
このように花を挿します。
テープがないと片方に花が偏ることがありますが、これでお花の場所が安定し、収まりがよくなります。
●針金を使って形よくいける方法
100円ショップなどで買える針金(ワイヤー)を花器の大きさに適当に丸めて入れるだけ。
そして花を挿していきます。
いけ終わって形がイマイチ…と思ったら、水を入れる前にワイヤーごと取り出し、ワイヤーの形を調整しお好みのバランスにします。
この方法だと日がたって少しずつ花が傷んできてお花の数が減っても、ワイヤーごと別の小さめの花器に移動させることができます。
じつは100円ショップなどに、このように花を固定させるグッズが何種類か販売されています。
ただ、花器の大きさに合わせていくつかサイズをそろえないといけなかったり、形が固定されていて茎の太さにうまく合わなかったり。
このように輪ゴム、セロハンテープやワイヤーなど自宅にあるものを使った方が、手軽で自由にかわいくお花をいけることができます。
自宅にいる時間が長い今、ぜひお試しくださいね。