旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが世界中・日本中を巡って出合った「名店の味」をレポート。
今回ご紹介するのは、ラグジュアリーな空間がすてきな恵比寿の「ウェスティンホテル東京」で、子どもも参加できる料理教室に登場したシューマイです。
ウェスティンホテル東京で教わった広東シューマイのレシピ
「ウェスティンホテル東京」の広東料理「龍天門」といえば、ミシュラン一つ星にも輝いたことのある名店。
目の前で切り分けてくれる北京ダックなどゴージャスなお料理から、名物の担々麺や点心といった気軽にいただける一品まで、どれも「これぞ広東料理の神髄」とうなるおいしさ。
そんなラグジュアリーなレストランですが、毎年、夏休み期間には「ウェスティンホテル東京」の5つのレストランが「サマーファミリープラン」という体験つきプランを実施していて、ここ「龍天門」でも家族みんなで「包(パオ)」というレッスンを実施。
子どもたちも挑戦したというシューマイのレシピを、龍天門総料理長の和栗邦彦シェフに教わりました。
豚内モモ肉に調味料を入れて練り、むきエビを加えて混ぜ、さらに甘味のある豚の背脂を入れることで、うま味が増すそう。「背脂が手に入らないときは、ラードで代用するか、豚モモ肉と豚バラ肉を使って」とアドバイスいただきました。
本格的な点心師のシューマイにはかなわないかもしれませんが、子どもにとって、自分でつくったシューマイは格別です。ぜひ家で挑戦してみてください。
●広東シューマイ
【材料(約30個分)】
・むきエビ(1尾を3等分位にカット) 450g
・豚内モモ肉(1cmの角切り) 300g
・豚の背脂(みじん切り) 75g
・シイタケ(みじん切り) 75g
・ゴマ油 適量
・市販のシューマイの皮 30枚
・調味料A[塩10g 片栗粉12g]
・調味料B[チキンコンソメ10g 砂糖28g ゴマ少々 ゴマ油少々]
【つくり方】
(1) ボウルに豚内モモ肉と調味料Aを入れ、よく混ぜ合わせ粘りを出す。
(2) (1)にむきエビを入れてさらに混ぜ、調味料Bを入れる。
(3) 仕上げに豚の背脂、シイタケ、ゴマ油を入れ、シューマイのあんが完成。
(4) 手のひらにシューマイの皮を広げ、その上に約30gのあんをのせる。軽く握りこみながら、さらに少し盛り上がるぐらいまであんをつめる。
(5) セイロで約7分蒸したら完成。