食材が安いときにまとめ買いして、冷凍保存をしているお宅は多いのではないでしょうか。この方法で、たしかに食費は減らせます。でも、「おいしさや鮮度が上手にキープできない」「冷凍庫に食材がかさばって困る」といった新たな悩みも…。
そこでESSE編集部では、自宅で料理サロンを開くかたわら、独自の冷蔵庫活用術をさまざまなメディアで披露する福田かずみさんを取材。食材の上手な冷凍保存方法を教わりました。
たまにしか使わない食材は、上手に冷凍して使いまわす
今回は非常に余らせがちなものの定番、チーズ、キノコ、エビ、豆の、冷凍保存方法をご紹介します。
●チーズの冷凍保存方法:バラして冷凍すれば、便利に長もち
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ピザ用チーズは半量まで使ったら、カビの心配もあるので冷凍するようにしましょう。バラして冷凍すれば、便利に長持ちします。「一度平らにならして冷凍し、袋の上からもんでバラして保存すると便利です。かさがあるので深めの密閉容器を使ってください」。
(1)袋の中で平らにならす。
(2)バット2つではさんで冷凍。
(3)袋の上からもみほぐす。
(4)袋ごと保存容器に入れて冷凍保存します。
●エビの冷凍保存方法:水につけて冷凍して乾燥防止
殻つきのエビは水につけたまま凍らせると、冷凍焼け防止になります。「私はよくエビチリや、蒸しエビにしてサラダに使いますが、解凍してもパサつかずおいしいです」。
●キノコの冷凍保存方法:数種類をほぐして冷凍し、キノコミックスに
「キノコ類は冷凍するとうま味が増すので、やらない手はありません」。エノキにシメジ、エリンギなど、いつも数種類をほぐしてキノコミックスにするのが福田さん流です。キノコミックスにしておけば、炒め物などにもさっと応用できるのでとても便利。
●豆の冷凍保存方法:一度に煮て、1回分ずつ小分け冷凍
煮るのに時間のかかる豆は、一度にたくさん水煮にしておいて、1回分ずつ小分け冷凍しています。「これで豆料理も簡単スピーディー。カレーやスープに加えて使います」。
ちなみに福田さんが冷凍保存で愛用しているのは、100円ショップで購入した密閉容器です。「中身がわかる半透明でサイズのバリエもあり、見た目の統一感を出せます。組み合わせるとわが家の冷凍庫のスペースにぴったり。判別しやすいようラベルもはっています」。冷蔵庫のサイズと保存するものに合わせて、適切なサイズを使い分けるとすっきりします。