もうすぐ夏休み。お楽しみがいっぱいですが、家族が家にいる時間が増えるのと同時に増えるのが、小さなイライラ。散らかる、子どもや夫に自分でやって欲しいなどのイライラは、100円グッズを使って解決してみませんか? 思考と空間の整理のプロフェッショナル、ライフオーガナイザーの佐藤美香さんに、自宅で実践している100円グッズ使いについて語っていただきました。
100円グッズを使って、夫も子どもも使いやすい工夫を
●食材ストックはA4ファイルボックスでセット化
すべての画像を見る(全6枚)ご家族が調理する機会も増え、ストックしてある食材の出番も増えますね。ありがたいことですが、たまに使うからこそ家族から「あれどこだっけ?」と聞かれることや、あちこち探して収納場所がグチャグチャになってしまうなんてことありませんか? 食品のストックは、関連するものでセット化して収納すると便利です。
たとえば、麺類。パスタの麺とレトルトのソースや、うどんなどの乾麺とつゆなどをA4ファイルにセットしておけば、調理のときにファイルを取り出すだけですみます。
のりや生春巻きの皮などの薄いものも、A4ファイルケースに入れておけば、折れたりすることなく保存しておけるので、おすすめ。中身が見えるので在庫の管理もしやすく、ほかのものと同じ大きさで統一できるので収納もしやすくなります。小さな乾物類をまとめて収納するのもいいですね。
●使いかけの野菜は仕きりつきケースがぴったり
家族が料理してくれるのはいいけれど、使いかけの野菜があるのに新しいものを先に使ってしまった、なんてことありますよね。そんな小さな野菜たちには、仕切りのついた収納ケースがぴったり。
野菜室の手前に置いておけば、使い忘れを防げます。フタ付きの保存容器にまとめるのもよいのですが、見えないと忘れてしまう方には、ひと目で見渡せる方がおすすめです。
●子どものお友達用の食器はプラカゴに
夏休みの間、お子さまのお友達が遊びに来る機会も増えますね。わが家では、自分たちが使う食器は子どもに管理してもらっています。子ども用の食器は、プラカゴにまとめて収納し、使うときはカゴごと持っていき、使いたいものを自分たちで出して使います。
奥行が十分でない食器棚などでも、結束バンド使ってたためる持ち手をつければ、子どもでも出し入れしやすくなります。100円ショップには、たくさんの種類のカゴがあるので、ご自宅の収納場所や食器の大きさに合わせたものを探してみてください。
●旅行には仕きりつきの洗濯ネットが便利
帰省に旅行、合宿とお泊りの機会も増えていきます。子どもが日頃やりたがらない管理も、お楽しみイベントが目の前にあるときがチャンスです。子どもには自分の衣類の準備からあと片づけまで、自分のことは自分でやってもらいましょう。
洗濯ネットに洋服をまとめていく方も多いと思いますが、ひとまとめに入れると「靴下だけ足りなかった」など、入れ忘れてしまうことも。私は、仕きりのついた洗濯ネットをおすすめしています。
これなら、1日目、2日目、3日目と使うものがひと目で分かるので入れ忘れが防げ、その日に着るものがセットになっているので、小さな子どもでも1人で着替えの準備ができますよ。汚れものも、1日目、2日目と戻していけば、入れ忘れて帰ってくるということもなくなります。
ちょっと不便を感じたときは、仕組みを見直すチャンス。100円ショップでそろうアイテムだけでも、家族が自分でやってくれる仕組みはつくれます。小さなことと見過ごさず、活用できるものは賢く活用し、すてきな夏休みを過ごしてください!