新型コロナウイルス感染の拡大防止のため、学校が休校になり、自宅にいることになったお子さんへの対応に追われる親が多い状況です。
共働きで4人の子育てをするブロガーのベリーさんも、2人のお子さんの臨時休校が決まったそう。会社を休めない夫婦が決めた対応について教えてくれました。

新型コロナウイルスで、小学校が春まで臨時休校。子どもの生活、学習面の対応

勉強をする子ども
子どもがずっと自宅に。在宅できない親ができること(※写真はイメージです)
すべての画像を見る(全4枚)

新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるなか、政府が出した「小中高一斉休校要請」を受け、わが家の長男(小5)と長女(小2)が通う小学校も、春休み明けまでの臨時休校が決まりました。

わが家の子どもは4人で、上ふたりが小学生、下ふたりが保育園児。保育園は今のところ休園にはならないようなので(本当にありがたいことです)、長男と長女の1か月をどうするか検討しました。私たち夫婦はフルタイムの共働きです。しかも、年度末の繁忙期に入っていて、仕事を休むことは考えづらく、在宅勤務の体制も整っていません。

さらに、夫婦ともに実家が遠方です。新型コロナウイルスは事例を見ると、高齢者のリスクが高いと言われている様子。実家や義実家も子どもたちのことを気にしてくれましたが、長距離移動となりますし、応援は頼まないことに決めました。

学童クラブからも、利用の自粛要請がありました。わが家の場合、すでに長男は通わなくなっているので、通ったとしても長女だけ。利用するとなれば、別行動させることになってしまいます。
そうすると、選択肢はひとつ。子どもたちだけでの留守番です。長男も小5となり、長女もこの1年でだいぶしっかりしてきました。生活面と学習面でサポート&フォローすれば、ふたりで過ごせるだろうと判断しました。

●自宅は子どもたちだけ。学習と食事の時間割を親が作成

手帳2冊

生活面でのサポートとして、まずは手帳を2人に1冊ずつ購入しました。毎日わたしが「時間割」をつくり、「こんな感じで過ごしてね」と渡して説明してから出勤します。

手帳にペンでメモ

決めるのは、「学校からの宿題の時間」「家庭学習の時間」「お昼ごはん」「読書」「お手伝いの時間」。

それぞれ、この時間帯にずっとしているのではなく、「始める時間」として伝えます。

たとえば宿題の時間も、その日予定していた範囲(これもその日の範囲を一緒に決めておきます)が終われば、残りは自由時間です。この時間割を見ながら1日を過ごし、実際にどのように時間を使ったのかをそれぞれの手帳に記入させ、わたしが帰宅したら過ごし方を確認することにします。

さらに、ポイント、ポイントで連絡サポートを。わが家の長男にはスマホを渡してあるので、わたしと夫が定期的に「学習は進んでるかな?」「おやつは○○を食べてね」など、連絡を入れます。

そして、休校の間の家庭学習。小学校での授業がない分、いつもより家庭学習の量を増やす必要があります。この1か月に進める家庭学習用のテキストも、小2の長女には国語と算数、小5の長男にはそれに加えて、理科と社会。書店で新たに選んできました。