少しずつ暖かい日も増えてきました。これからの季節は、前日の夕食の残りなど、おかずの傷みが早くなってきます。
今回はライフオーガナイザーの佐藤美香さんに、手軽にできるおかずの冷凍保存方法とリメイク料理、収納方法について伺いました。

フードロスを防ぐ!残ったおかずや半端野菜を埋もれさせない方法

せっかくつくったお料理を無駄にしないためには、上手に保存をすることと、美味しく食べきることが必要です。保存とリメイク料理のアイデアをお伝えします。

●プルコギ・ショウガ焼きは、おにぎりの具に

おにぎりにおかずを入れる
おかずが余ったら、冷凍しておにぎりの具に!
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夕飯につくったプルコギやショウガ焼きなど、味が濃いおかずが残ったら、一口サイズの量をラップに包み冷凍しておきましょう。冷凍おにぎりの具として便利に使えます。
つくり方は簡単、温かいご飯の中に凍ったまま入れてにぎるだけ。朝つくって、お昼に食べる頃には解凍されています。
プルコギに、韓国のりを合わせるなど、いつもとちょっと違ったおにぎりを楽しめます。

●少し残ったカレーやシチューは、後日ボリュームある1品に変える

少しだけ残ったカレーやシチュー、どうしていますか? 冷蔵庫に保存して、温め直して食べるのもよいですが、冷凍保存して後日ボリュームある1品に変えてみてはいかがでしょうか。

残ったカレーやシチューは、ココットなど耐熱性の器に入れて冷凍しておきます。ジャガイモが入っている場合は、あらかじめ潰しておいてください。

食べたいときに、ココットに市販の冷凍パイシートをかぶせて、オーブンにかけます。

パイ包み
残ったカレーやシチューがごちそうに!

残り物とは思えないボリュームある1品になります。

また、保存容器などの中に薄くのばして冷凍しておくのもおすすめ。こちらもリメイクアイデアです。

カレーの具を手に持つ

切って重ねたパイシートの中に凍ったまま具として入れ、オーブンに。

カレーパイ

カレーパイ(シチューパイ)が出来上がります。

同じカレー(シチュー)と市販品の組み合わせですが、簡単に違う1品となることで、飽きずにおいしく食べきることができます。

●食材を無駄にしないためにも、冷蔵庫の仕組みと日頃のお手入れが大事

せっかくおかずを冷凍庫や冷蔵庫で保存しておいても、その存在を忘れて、腐らせてしまっては本末転倒。食べ忘れることのない仕組みや、食材を埋もれさせない収納も考えておきましょう。

冷蔵庫にボックスと野菜の入ったボウル

たとえば、前日のおかずや、賞味期限の近い食材の食べ忘れを防止するために、「早く食べてね」ボックスをつくっておくと、家族にも分かりやすくていいですよ。

ブックスタンドに立てて食材を保存

また、冷凍保存した食材を立てて保存しておくのもおすすめです。重ねずに立てておくことで、食材が埋もれてしまうのを防げます。

ブックスタンドや冷蔵庫用の収納アイテムを使って、保存している食材を見やすくしておきましょう。

野菜室の手前に使いかけのタマネギ

野菜室の中でも埋もれやすい使いかけの小さくなった野菜は、特等席をつくっておくと使い忘れを防げます。野菜室の手前に置いておくといいですよ。

ほんのひと手間で、残り物をおいしく食べきったり、食材を無駄にせずに使いきることもできます。料理した手間も、食材も大切にしていきたいですね。