「ときめくものだけを残す」という片づけメソッドが、世界中で支持されている“こんまり”こと近藤麻理恵さん。
「わが家も、こんまりメソッドで生まれ変わりました」と話す佐藤江利子さんのお宅を取材。クローゼットのビフォアアフターを見せてもらいました。

クローゼットの引き出しをあける女性
こんまりメソッドで生まれ変わったクローゼット
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荒れ放題だった家が、こんまりメソッドですっきり片づいた

好きなものに囲まれ、360度”ときめき”で満たされた佐藤家。数年前まで荒れ放題だった場所が、ここまですっきりしたのは、こんまりさんの本がきっかけでした。

「こんまりさんに出合うまでは、片づかないことを家族のせいにしてたんです。子どもが小さいから仕方ない、言ってるのに片づけてくれない…って。でも本を読み、私も家や物に対して雑な扱いをしていたな、と気づいたんです。家族を変える前に自分が変わらなければ、と“こんまり片づけ”を始めました」

キッチンにたつ女性

最終的に45リットルのゴミ袋50袋分を処分した佐藤さん。”要・不要を決める”という作業で、驚くほど気持ちが前向きになったと言います。

「私にもできる!と自信がつき、家族からは笑顔が増えたと言われました。夫や子どもも家で過ごす時間が増え、以前よりも家族の距離が縮まったように思います」

家族の片づけやすさを重要視。クローゼットの扉をはずし、家族5人分の服をオープンに収納

佐藤家のクローゼットは、どこになにがあるか一目瞭然!
「扉を外し、オープン収納にしています。左から夫、私、長男、長女…と、人別に縦割りにし、各自で管理しやすくしました。引き出しには、名前の頭文字と用途を書いた紙を内側に入れ、ラベル&中身の目隠しにしています」

以前のクローゼットの様子

こちらの写真は以前のクローゼット。着たい服を探すのに何十分もかかるうえ、取り出してもシワシワでアイロンがけが必要な状態でした…。

●洋服と靴下は立てて収納

畳んで立てた洋服の様子

洋服は畳んで立てるのが、こんまりさん流。

畳んた靴下

「目当ての服が見つけやすく、広げてもシワになりにくいんです。きれいに並んだ姿を見ると、気分も上がります」

同様に靴下も、丸めずに畳んで収納。

「こんまりさんを見習い、靴下も丁寧に畳むようにしています。ひと目で柄がわかり、探す手間がなくなりました」

●ハンガーは形をそろえてすっきり

2種類のハンガー

見た目をすっきりさせるため、ハンガーは2種類で統一。

「以前はクリーニング屋さんのを使っていましたが、厚手の服はIKEA、薄手の服や子ども服はニトリにしました」

●バッグは紙袋に1つずつ

紙袋に収納したバッグ

バッグは100円ショップの紙袋に1つずつ入れ、天袋に立てて収納。

「奥にしまい込むことがなくなりました。形崩れやホコリを防ぎ、傷みにくくなるメリットも」

発売中の

ESSE1月号

では、こんまりさんのインタビューをはじめ、“ときめき片づけ”で人生が変わった人の体験談を掲載しています。2020年をハッピーに迎えるため、家の中のものを見直してみるのはいかがでしょうか。