冬が本格的になり、暖房器具に頼る季節になってきました。節約の観点で気になるのが、光熱費です。冬に一気に跳ね上がる家庭も多いのではないでしょうか? 節約アドバイザーの丸山晴美さんが暖房費を抑えるためにやっていることを聞いてみました。

寒がる女性
部屋が寒い…そんなときはまず自力でできる防寒です(※写真はイメージです)
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冬の光熱費節約のために自力でできること

気がつけばもう12月。毎日冷え込む日が続きますね。寒くなると気になるのが暖房による電気代(人によってはガス代)です。
結論から言うと、わが家は暖房器具をほとんど使いません。エアコンとガス床暖房がありますが、エアコンは乾燥しやすいのと、床暖房は、雪が降ったなどよほどのことがない限りはつけることはないのです。

ただわが家の場合はマンションであることで、気密性が高く隙間風がほぼ入らないこと、角部屋でもなく、1階でも最上階でもない住戸に囲まれた部屋なので、部屋そのものが冷えにくく感じられます。そして、向きは南向きなので晴れた日は暖かい陽射しが部屋の中を温めてくれます。16時頃にはカーテンをしっかり閉めて、日中温めた部屋の熱を逃がさないようにしています。

カーテンを閉めた窓
厚手のカーテンで外の冷気をブロック!エアコンは使いません!

冷気は窓ガラスから入ってきて、暖気は窓ガラスから逃げていきますから、厚手のカーテンでブロック。これだけでも部屋が冷えるのを抑える効果があります。

どうしても部屋が冷える方は、カーテンの素材や機能を見直してみてはいかがでしょうか。

●暖房を使わない工夫は部屋着で防寒を

フリース

そして、暖房を使わないための工夫として簡単にできることが、自分自身を温めることです。

そこそこ寒い日の部屋着はフリース+タオルが最強です。このフリースは友人からもらった、かれこれ20年以上着ているフリースです。これをくれた友人は、当時私が暖房もつけずに寒い部屋にいることを気遣って、お下がりにくれたのだと思います。それから20年以上経っても現役ですし、なるべく暖房を使わない生活も20年以上前から変わっていません。

フリースにタオル

しかし、ジッパーのスライダー部分が壊れ、スライダー部分を交換しようと試みたのですが、幅が合うスライダーがなく手元にあるクリップで補修してみました。

これでまたしばらく冬のお供として活躍してくれることでしょう。

首元が冷えるときはタオルを巻きます。首元が暖かくなると、寒さを感じにくくなります。自宅の部屋着なので見た目よりも実用性で勝負しています。

フリースにダウンベスト

それでも寒いときは、ダウンベストを着ます。子どもも同様にダウンベストを着させています。ダウンベストは腕回りがもたつかず、家事がしやすいというメリットもあります。足元は靴下を履き、寝るときはマスクをします。これでほぼ暖房不要の生活ができます。

●冬の楽しみであるお風呂も入り方を工夫して節約を

そしてまた、体を温めるにはお風呂の入り方も大切になってきます。お風呂のお湯は半分以下の水量で沸かします。半身浴をしたり、全身浴をして体を芯から温めます。わが家はお風呂とシャワーの設定温度は40℃で固定。夏場はお湯を張ったら、温め直しをせずに自動運転を切りますが、冬は体が温まるまで自動運転は切りません。
また、シャワーはほとんど使わずにお風呂のお湯で体を洗います。私の入浴が終わると、すぐに子どもに入浴させます。そして、お風呂の湿気を部屋全体に行き渡らせるように、お風呂場の扉を開放します。部屋の湿度を上げることで、体感温度を上げることができます。
さらに残り湯で洗濯をするのがいつものパターンです。

子どもはこたつが欲しいと言いますが、こたつを設置したらどんな結末が起こるのかは容易に想像できるので、こたつを置くことは予定はありません。

丸山家の11月分のガス代は20m

3

で3390円、電気代は208kWhで5529円でした。これから冬にかけて、ガス代、電気代ともに高くなるかと思いますが、どちらも節約をしてできるだけ抑えようと思います。

ただし、寒さが厳しい地域の方は、健康に影響が出ない範囲で参考にしてみてくださいね。