コストコの「さくらどり」鶏ムネ肉は安くておいしい! と人気です。ただし2.4kgという量で売られているのでどうやって使いきるのかお困りの方も。
ライフオーガナイザーの下村志保美さんが、さくらどり2.4kg使いきり&10月の台風の際に実際につくったポリ袋レシピを教えてくれました。
コストコのさくらどり鶏ムネ肉は3つの味つけ&ポリ袋で冷凍保存
コストコのさくらどり鶏ムネ肉は安くておいしいので、わが家でも常備しています。値段は購入時点で2.4kg、1058円。100gあたり44円という安さです。
今回は、量が多いからこその活用方法をお伝えします。
まずは2.4キロのお肉を全て一口大にカット。
1/3ずつ(約800グラム)に分けて、3つの味つけをしていきます。
●1.タンドリーチキン風
ポリ袋をボウルやザルなどにかぶせます。調味料やお肉を入れるときに安定!
カレー粉大さじ2、ヨーグルト1/2カップ、コンソメ大さじ1と、上記で切り分けた鶏ムネ肉1/3をポリ袋に入れます。味の調整は調理後でもできるので薄味でOK!
お肉と調味料をなじませるようよくもみ込みます。
●2.照り焼き風
しょうゆ、みりん、酒を1:1:1の割合でポリ袋に入れ、上記同様さくらどり800gにもみ込みます。
●3.粕漬け風
酒粕でつくる粕床をもみ込みます。
・酒粕 300g
・酒 50ml
・みそ 30g
・砂糖 大さじ3
・塩 小さじ1
粕床はまとめてつくって冷凍しておくと、肉や魚に広く使えるので便利です。
これで3種類の味つけができました。ほかにも中華風など、お好きな味でもみ込んでみてくださいね。
●保存は、もみ込んだポリ袋のまま!
わが家は2人家族なので一度に800グラムは多い。
半分に分け、あえて調理に使ったポリ袋のまま冷凍します。
ポリ袋のままだと、忙しいときや非常時に、「パッククッキング」ができますよ!
冷凍日時を書いておきたいときは、ポリ袋を保存用袋に入れて日時を書いてから冷凍します。
忙しいときにも災害時にも有効なパッククッキング
パッククッキングとは、このポリ袋(耐熱温度130度)をお湯の中に入れるだけの簡単調理。
災害時でもいったんお湯を沸かすことができれば30分ほどで料理が完成!
同様に、ポリ袋に水とお米を入れて同じお鍋でご飯を炊くことも、ほかのおかずをつくることもできます。
ポリ袋に入ったままの調理ですからお鍋も汚れませんし、お湯も汚れません。
日常生活の中での私の活用法は、朝仕事に行く前にポリ袋を冷凍庫から冷蔵庫に移し、帰宅したらお湯を沸かし、ポリ袋ごとお鍋に入れるという方法。
お肉が入ったことでお湯が冷めてしまうことを防ぐため、保温程度に30分加熱します。
ガスコンロの方は、ポリ袋が火に直接当たらないようご注意ください。
その間にほかの家事をすませたり、入浴したりして約30分後袋から取り出すとおかずが完成!
通常の照り焼きのように最後にテリを出す工程がないので見た目はちょっと…ですが、しっかり味がしみておいしいです。
パッククッキングは焦げつくこともなくお鍋も汚れない。忙しい人の味方です。
●非常時こそいつもの味を
先の台風19号、わが家は浸水の危険がありましたので自宅から私の仕事場に避難しました。
身の安全は確保されたとしても、自宅はどうなるんだろう、クルマは大丈夫か…など不安はつきません。
そんななか、普段食べなれないカップラーメンやコンビニのご飯は胃が受けつけませんでした。
精神的にしんどいときこそ食べ慣れた味がいいというのを痛感し、普段の味を非常時こそ食べられる工夫が必要だと感じました。このつくりおきなら、非常時でも調理しやすいはず。ぜひお試しください。