忙しくしていると、丁寧な洗顔やスキンケアが面倒くさいと感じる日も。そんな人にヘアメイクアップアーティストの山本浩未さんが提案するのは「スチーム洗顔」です。

山本さんいわく、「面倒くさがりな人にこそおすすめ」のこの美容法、お湯で温めたタオル1枚で、洗顔とスキンケアが同時にできます。

「温めることで肌がゆるみ、余分な皮脂や汚れがさっぱり落ちます。血流やリンパの流れがよくなり、目元やフェイスラインもすっきり。化粧水などの浸透をよくするほか、朝にやればメイクのりやもちもよくなるんです」

面倒くさがりな人こそ!「スチーム洗顔」で目元やフェイスラインがすっきり

山本さんに「スチーム洗顔」のやり方を教わりました。簡単さと気持ちのよさがクセになりますよ。

くるくると巻いてロール状にする
用意するのは1枚のタオルだけ!簡単で気持ちいいフェイスケア法です
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まずは、一辺30cm程度のタオルを二つ折りにし、くるくると巻いてロール状にします。

45~50℃の熱めのお湯をタオルの中心に注ぐ

ロール状にしたタオルを縦に持ち、45~50℃の熱めのお湯をタオルの中心に注ぎます。お湯の重みを感じたらタオルを逆にし、反対側からも同様にお湯を注いでタオルを絞ります。

●スチーム洗顔のやり方

顔を温める

【1】乾いた素肌の状態で、顔全体をタオルでおおいます。肌にタオルの熱を移すように両手で押さえながら40~60秒温めます。さらにもう一度温タオルをつくり、同様に顔を温めます。

細かい部分は指先を使って優しくふく

【2】小鼻や目のキワ、口の周りなど、細かい部分は指先を使って優しくふきます。

気持ちいいと思う強さで行って

【3】三角に折ったタオルの両端で、耳の前、後ろ、中をふきます。耳の周りをゴシゴシと刺激するように、気持ちいいと思う強さで行いましょう。

上から下へ血液やリンパを流すようにふく

【4】首からデコルテにかけ、上から下へ血液やリンパを流すようにふきます。そのあとは、化粧水など、いつものケアを行います。

●スチーム洗顔をしたあとに1滴のオイルをプラス!

1滴のオイルをプラス

冷房の影響などで、カサつきが気になる日は、スチーム洗顔のあとにスペシャルケアを組み合わせてみて。

「化粧水などをつける前に、美容オイルを1滴、手に取って薄くのばし、顔全体になじませます。オイルが導入剤となってスキンケア効果が高まり、うるおいとツヤのある肌になりますよ」