秋の始まりに実践したい、悩まず、体力を使わない衣替えのアイデアを紹介します。教えてくれるのは、夫と義母のシニア世代3人で暮らす、整理収納アドバイザー・原田さよさん(60代)。今の気持ちや体力に合わせて進められる、シニア世代向けのクローゼット整理術をぜひ参考に。
すべての画像を見る(全5枚)まずは「今の自分」に合う服を見つめ直す
60代以上になると、「結局よく着る服」は自然と決まってきますよね。着ていてラク、動きやすい、手入れが簡単、鏡の前に立ったときに自然と手が伸びるなど。
反対に、何年も着ていない服を見れば「もう出番はないか…」とわかる一方、「今年は着なかったけれど来年や再来年は着るかも」と迷う服も出てきます。
若いうちなら「着た・着なかった・将来もいらない」でバッサリ割りきれたかもしれません。でも年齢を重ねてくると、「手放したら、次に買いたくなったときに体力的にも経済的にも難しいかも…」という不安がよぎる場合もあるでしょう。
じつは私も、50代前半で300枚以上あった服を50枚ほどに減らした当時は、「もう服選びで迷わない!」と思っていました。
でも60代になった今、服の見直しや入れ替えのたびに、先のことを考えて手放しにくくなっている自分に気づくようになりました。母や義母の服を整理したときにも「ああ、こういう気持ちになったから、母たちは着なくなっていた服でも捨てられなかったのだな」と感じたものです。
今の自分に合うかどうかは、「着る・着ない」という基準だけでは測れなくなってくるものかもしれません。
体力が必要な「全部出し」は避ける
「全部出して一気に見直す」というのは整理収納の基本で、私も最初はそうしました。
ですが、60代からはその全部出しが負担になるかもしれませんので、体力や気力に合わせて少しずつ進めてください。ハンガーがかかっている右側だけ、引き出し3つのうち1段目だけ、という方法でも、確実に整理していくことができます。


