迷う服は「保留箱」で距離をおく

袋に服を入れている
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悩むのは「今年は着なかったけれど、来年か再来年は着るかもしれない」という服。これをいきなり処分しようとすると心が追いつかないというのも、シニア世代ならではの自然な感情ではないでしょうか。こういうときは、迷う服だけをまとめて別の場所に移し、しばらく時間をおく「保留」という方法がおすすめです。

これも整理収納では基本なのですが、シニア世代の人には、「その保留箱の存在を忘れないよう工夫したいですね」ということも伝えてきました。なるべく目につく場所に置いておいたり、スマホのリマインダーで〇月にもう一度見直すよう入れておいたり、という方法です。

数週間から数か月置いて見直したとき、この服がないとなんだか寂しいと思うか、反対にまったく気にならないと感じるかなど、時間をおくことで本当の気持ちが見えてくるものです。私自身、この方法で手放そうと思えた服がありました。

自分が納得できるまで待つ。確かめてから決める。60代からの服の整理には、そんなゆとりがあっていいと思います。

売ることにこだわらず「ラクな手放し方」を選ぶ

服4枚

手放し方も、自分に合ったものを選びましょう。ネットフリマやオークションは、やり取り自体を楽しめる人なら有意義な選択肢です。でも、梱包や発送を負担に感じるなら、リサイクルショップに持ち込んだり、自治体の古着回収に出したりするやり方で十分。

せっかく買ったのだから、必ずお金に換えなきゃ…」と思ってがんばると、片付け自体がおっくうになってしまう場合もありますから、自分がラクに手放せる方法を選んでほしいです。

シニア世代は、早く整理を終えることを目指すより、「どうすれば今の自分が気持ちよく服を選べるか」を優先したほうが、遠まわりに見えても納得できる片付けになると思います。

今の自分が着たい服がサッと見つかるようになり、「いつか着るかも…」と心の奥で引っかかっていた服が整理されていくと、心まで軽くなるものです。クローゼットの中が気になっている人は、ゆるやかなスタートでも十分なので、秋の服を出すついでに、少しずつ見直してみてほしいです。