祖父の代から80年続くベジタリアン家庭で育ってきたマンガ家のゆきち先生。
そんなゆきち先生は、栄養士の資格も持ちます。お肉を食べなくても疲れ知らずの体になる方法を教えてもらいました。
ミトコンドリアを増やせば疲れ知らず!体内でつくりだす3つのこと
すべての画像を見る(全3枚)今回は栄養士モード全開で解説いたします! まず、漫画の繰り返しになりますが、ミトコンドリアとは簡単に言って「体内でエネルギーを生み出す存在」のことです。
体の中にはミトコンドリアという細胞小器官があり、その量が多い人はとっても元気!
ところが…そんなミトコンドリアは、30歳を過ぎた頃から減少し始めるのです。
いくら休んでも元気が出ない、疲れやすいという人は、ミトコンドリア不足の可能性が考えられます。
でもご安心ください! ミトコンドリアは何歳になっても増やすことが可能です! 簡単な増やし方を3つご紹介します!
●ミトコンドリアを増やすのは実はとっても簡単
(1)体に軽度の疲労を与える意外かもしれませんが、少し体を疲れさせた方が体内のミトコンドリアが増えて、そのあと元気です。具体的には早足での移動、ジョギングやストレッチが効果的。
そのような軽度の疲労で体内のミトコンドリアは増加します。
仕事へ行く前にジョギングやヨガをするパワフルな方がいらっしゃいますが、あれはすごい理にかなっています。軽度の疲労で増加したミトコンドリアが、1日中エネルギーを放出している状態なわけですから、そりゃあ元気でしょう。
朝の軽い運動、超オススメです!
と、言って夜に軽い運動をする僕。ズコー
(2)空腹を感じる空腹を感じると、ミトコンドリアは増えます。外からエネルギーが入ってこなかったときのために、体内でエネルギーがつくられるわけですね。
ときどき断食したり、1食抜いた方が調子がよいという方はまさにそれです。
まぁ、そこまでしなくても、お腹がグーっと鳴ったときに「しめしめ、ミトコンドリアが増えているぞ」と感じて楽しむ程度でよいです。
なので、NG行動は「つねに間食をしていて、空腹を感じる時間がまったくない状態」。食べているはずなのに、ミトコンドリアが減ってしまうので元気が出ません。
(3)アミノレブリン酸が含まれる食品を食べるALA(アミノレブリン酸)というアミノ酸を含む食品がミトコンドリアを増やします。食べ物だと納豆、タコ、バナナなど。飲み物だと黒酢や赤ワインなどに多く含まれています。
一刻も早く元気になりたい人は、黒酢をかけた納豆に赤ワインで煮たタコを刻んで入れて一緒に食べてください。おいしいかどうかは知りません(笑)。
食後のバナナもお忘れなく!
●運動するのが面倒なら、早足で歩くだけでミトコンドリアが増えますよ
エネルギーをつくり出す存在「ミトコンドリア」が体内に多ければ疲れにくい。30歳を過ぎると減ってしまうが、いくつになっても増やせます。
まとめると、この3つ
(1)体に軽度の疲労を与える
(2)空腹を感じる
(3)アミノレブリン酸が含まれる食品を食べる
です!
じつは私ゆきち先生も、これを知ってから早足で歩くようになりました。
驚いたことに…その方が本当に元気っっ!!
ゆっくり歩いた方が疲れますよ!
早足はすぐに実行できるしお金もかからないのでぜひお試しください。
でもミトコンドリアがブームになって、日本中の人が早足で歩くようになったら危なくて嫌ですね~(笑)