ラグビーワールドカップが盛り上がっています。頑丈な体で、激しいプレーを戦い抜くラグビー選手たち。その堂々とした体躯に興味津々な人も多いはず。
彼らはいったいどのような暮らしを送っているのでしょうか? ESSEが開催した「キレイな母ちゃんコンテスト」を受賞した中島裕美さんは、ラグビー選手の妻でもあります。そんな中島さんに、「ラグビー妻あるある」を伺いました。
朝からお肉を食べることも!ラグビー選手の日常とは
●ラグビーで覚えておきたいこととは?
中島さんの夫は、トップリーグ所属のNTTコミュニケーションズラグビー部・シャイニングアークの中島進護選手。ポジションはFL(フランカー)です。
「ラグビーはルールが複雑なスポーツ。あまり大声では言えませんが、選手の妻でありながら、じつは詳しくルールを知りません…。でも、現役でラグビー選手をしている主人も、すべてのルールを知らないのでご安心ください!」と中島さん。
細かなルールが多数存在しますが、簡単に言うと「陣取り合戦」で点数を競い合うスポーツです。
「サッカーより短い40分ハーフで行われます。得点方法は、相手陣地内にあるゴールゾーンにボールを着く、もしくはキックでHポールの間を通過させる、の2種類です。ボールをめぐり屈強な肉体がぶつかり合う姿も見どころです」
なかでもぜひ覚えてほしいのが、「ノーサイド」という言葉。ドラマ『ノーサイド・ゲーム』でもタイトルとなったこの言葉は、ラグビーの試合終了を意味し、試合が終わった瞬間から敵味方の区別なくお互いの健闘を称えあうという精神が尊重されています。
「ラグビーは『紳士のスポーツ』とも呼ばれており、激しい試合を繰り広げた後の選手たちの様子にも、ぜひ注目してほしいと思います!」
●ラグビー選手の食と暮らし
187cmで110kgという、屈強な体躯の中島選手。ラグビー選手はたくさん食べるイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか。
「ポジションによって、体の大きい方、スリムで小柄な方といるのですが、体の大きい主人は、一度のご飯でお米2〜3合は食べます。回転寿司にいくと20〜30皿、ステーキなどは1kg以上ぺろりと食べます!(笑)」
朝からお肉を焼くこともあるそう。
「これも個人差がありますが、朝からお肉を食べることがあります。結婚前は朝はパンや和食が当たり前だと思っていたので、結婚して朝食にお肉をリクエストされたときは驚きました」
ラグビー選手の妻同士で会うと、やはり食事の話が話題にのぼるとか。
「普段どんなものを食べてるの? とか、食費やばいよね…なんて話をしています。とくにお肉をよく食べるので、安いスーパーやお店の情報をシェアしています」
バランスのいい食事、腸内環境を整えること、質のいい睡眠などにも気をつけているそうです。
そしてイメージどおり、やはり体力もすごいそう。
「とにかく力仕事はつねに頼りっぱなしです。重い物も軽々持てるし、息子の長時間抱っこも余裕。私が妊娠中に引越しをしたことがあったのですが、業者に頼まずにサクッと終わりました。多少の怪我では心配しなくなります。100kg近い選手たちが全力でぶつかり合うので、怪我のレベルが交通事故。主人も毎年どこかしら手術をして治療をしながら練習を続けています。多少の切り傷やかすり傷なんて、まったく気にしなくなりました」
ベスト8に進出した日本代表。これから試合のチケットを取るのは困難ですが、テレビ中継以外でも楽しめる方法があります。
「試合をパブリックビューイングで観られる、『ファンゾーン』というイベント会場が全国開催都市に設けられており、無料で参加できます! 各会場でイベントなども開催されており、試合以外も楽しめるのが魅力。ご家族や友人と一緒に、ファンゾーンでW杯ラグビー観戦をするのもおすすめです」と中島さん
11月2日まで日本で開催される、貴重なラグビーワールドカップ。身近で観られるこの機会に、ラグビー観戦デビューをしてみてはいかかでしょうか?