今月10月31日はハロウィーンです。

ハロウィーンの本場、アメリカでは9月頃からすでに街がハロウィーン仕様だそう。
シアトル在住のエディター・Norikoさんに、アメリカのハロウィーンの風物詩、カボチャのデコレーションについて、2019年のトレンドを紹介してもらいました。

2019年のトレンド
お気に入りのカボチャを見つけてペイント!
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2019年のハロウィーンを盛り上げるパンプキン・ペイント

●お気に入りのカボチャを見つけよう

シアトル郊外の農園では「パンプキン・パッチ」と呼ばれるカボチャ狩りが行われています。広大な畑に転がる大小、形、色さまざまのカボチャの中から、お気に入りを見つけるというもの。

すでにツルから切ってあるので、収穫するというよりは、「拾う」感覚。泥だらけになりながらも楽しいアクティビティーです。

泥だらけになりながらも楽しいアクティビティー

わが家は今年、畑まで出向かずに、直売所で買いました。ご近所のスーパーでも買えますが、農園や直売所では格安で購入できます。

昨年は伝統的なハロウィーンの装飾、「ジャックオーランタン」に挑戦し、カボチャをくり抜いて皮に彫刻を施し、中にロウソクをともして、ランタンにしました。

これを軒先に置いておくのが、アメリカのハロウィーンの定番。でも、ハロウィーン直前につくらないと、本番になる前に腐ってしまうという残念な結果に…それが、ジャックオーランタンの弱点と言えます。

そこで最近は、外側だけペイントしてジャックオーランタン気分を味わう人が増えています。これなら、カットしないですみ、長持ちする飾りとなるわけです。わが家でも、今年はこのパンプキン・ペイントにチャレンジしてみました。

●パンプキン・ペイントのモチーフを決めよう

パンプキン・ペイントのモチーフを決めよう

必要なのは、絵具と筆、またはペンキと刷毛、あるいはカラースプレー。

わが家では、もともと息子が持っていたアクリル絵具と筆を使いました。そのままお絵かきのようにして、自由に絵筆で好きなイラストや模様を描く方法もありますが、小さい子どもには難しいと判断。今回は最初にママがマスキングテープを使ってイラストや文字となる部分をカバーし、息子が色づけをするという方法を採用しました。

まず、どのイラストや文字にするか、ふたりで相談しながら決めます。

イラストは息子が好きな黒猫、クモに決定。文字は簡単にしたいという理由から、Booにしました。これは人を驚かす言葉で、日本で言う「ばあ」に当たります。

・ハロウィーンのモチーフの定番

お化けカボチャ、魔女、魔女の帽子、魔女のホウキ、コウモリ、白いお化け、クモ、クモの巣、カラス、ミイラ、吸血鬼、吸血鬼の棺桶、フランケンシュタイン、黒猫、ドクロ、墓、1つ目お化け、三つ目お化け、フクロウ、ホーンテッドマンション、ゾンビ、ロウソク、死神、毒薬、枯れ木、月、夜

これに加えて、『IT Chapter Two(邦題:IT/イット THE END)』公開で話題の映画シリーズから、ピエロや赤い風船も今やハロウィンの主役に。また、近年はユニコーンが女子の間で流行しており、2019年もそのブームは続いているようです。

・文字の定番

Halloween(ハロウィーン)、Happy Halloween(ハッピー・ハロウィーン)、Boo(ばあ)、Scream(絶叫)、Trick or Treat(トリックオアトリート)、Spooky(不気味)、Fall(秋)

●親子で思い思いにペイントしてみたらこうなった

そして、いよいよパンプキン・ペイントに初挑戦!
息子は喜んで好きな色を選んでは塗りたくっていました。ガラスの上に置いたり、つり下げたりする予定のない方は、下の見えない部分まで塗る必要はないでしょう。

パンプキン・ペイントに初挑戦!

ひと晩乾かしたら完成! かなりムラのある仕上がりとなりましたが、それはそれで味が出ていると思いました。ムラを出さないようにするには、カラースプレーを使うのがいいかもしれません。

小ぶりの装飾用カボチャ

小ぶりの装飾用カボチャも買っていたので、それをペイントしてみました。シンデレラ・パンプキンと呼ばれる、シンデレラが乗る馬車をイメージさせる、ボコボコとへこみのあるかぼちゃです。

デザインは、今年よく見かける「カラーブロッキング」に。色は、ハロウィーンの季節に出回るスイーツをモチーフに、白、黄色を選択。黄色のカボチャは、1色でもかわいくなるのでおすすめです。

そのほか、ピンクや水色のパステルカラー、補色となる紫も素敵。ドットや波線を入れてもオシャレです。ドーナツやカップケーキをイメージすると、旬なスタイルに仕上がります。カボチャが数個あれば、全部ペイントせず、ミックスさせてもいいでしょう。

本番まであと少し。仮装にトリックオアトリート、まだまだイベントはたくさんあります。日本の皆さんも、ハッピー・ハロウィン! 日本で年々盛り上がるハロウィンを存分に楽しんでくださいね。

【Norikoさん】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)、共著書に『ビックリ!!世界の小学生』(角川つばさ文庫)