お掃除には、専用の洗剤が必要と思ってしまいがちですが、本来は捨ててしまうはずの「ワカメの戻し汁」がお掃除に使えるって知っていましたか? 画期的な使用法を教えてくれたのは、人気お掃除ブロガーのよしママさん。覚えておけば、「ついで」掃除ができちゃいますよ!
すべての画像を見る(全7枚)塩蔵ワカメの戻し汁は捨てないで!ピカピカ&節約のダブルの効果
私は、重曹やクエン酸などを使ったナチュラルお掃除が大好き。じつは、日々、節約のことを考えない日はないくらい節約好きでもあります。
ある時、塩蔵ワカメ(塩漬けになったワカメ)を戻しているとき、その汁を捨てるのが「もったいない!」と気づきました。
そもそも塩は殺菌作用や研磨効果があるのでお掃除にも使えます。だったら戻し汁も掃除に使えるのでは? と試したのがきっかけです。そしたら、ちゃんとお掃除効果があったんです。
塩抜きに使った戻し汁を掃除に使うと、お料理しながら掃除もできるのでキッチンがきれいになります。
それではわが家の戻し汁の活用方法を紹介します。
●ワカメの戻し汁のつくり方
わが家は4人家族。ワカメのみそ汁をつくるときは、ひとつかみほどワカメを使います。塩蔵ワカメを3~4回、水で戻していきます。掃除に使うのは、含まれる塩の濃度が高い最初の1回分です。
戻すときの水の量は、100~200ml。これで塩分濃度の高い戻り汁になります。ワカメを30秒ほど水につけて取り除き、捨てずにとっておきましょう。
この戻し汁には塩が溶けずに残っています。このまま使えば重曹のように研磨剤の効果が期待でき、少し薄めてもつけ置きに使えます。
(1)シンク掃除
塩の形が残った濃い戻し汁は、シンク掃除にぴったり。掃除用スポンジに戻し汁をつけて磨くだけ。塩の効果でシンクの細かい隙間にも入り込み、汚れをかきだしてくれます。
蛇口についているくすみもとれるので、このようにスッキリします。塩分によりサビやすくなるので最後に水でしっかりすすぐこともお忘れなく。
(2)急須の茶渋とり
急須や湯のみにすぐにできてしまう茶渋。戻し汁を1時間ほどつけ置きします。そのあと、食器用スポンジやブラシなどでこすると、茶渋がスルッとれてきます。水分がたりないときは2回目の戻し汁を追加しましょう。
(3)キッチン用品のくすみ取り
ほかにもザルなどステンレス製品やガラスのコップなどくすみがつきやすいので落としていきましょう。つけ置き後に軽くタワシやスポンジなどで磨くと簡単にくすみがスッキリ。
ザルの場合はつけ置きするのに大量に戻し汁が必要になるので、1回目と2回目の戻し汁を合わせてたりない場合は水を少したすといいでしょう。あまり薄めてしまうと効果が期待できません。
●「ついでに」掃除ができるので、手間いらずの利点も!
いつももったいないなあと思って捨てていた塩蔵ワカメの塩抜き後の戻し汁。ワカメを戻すときは、皿を用意して塩分を洗い流さないようにするようになりました。掃除に使えることがわかってから、ついで掃除できるようになるのでキッチンがつねにピカピカに。
じつは塩蔵わかめの袋に落ちている塩分も、同じにようにお掃除に使えるんですよ。研磨剤として、つけ置き用として戻し汁に追加したりして活用しています。ぜひ試してみてくださいね!