必需品であるがゆえに、収納や管理が面倒なコンタクトレンズ。そのストレスを、簡単な方法で少しでも減らしましょう!

コンタクトレンズユーザーである、ライフオーガナイザーの高田舞子さんが実践している、収納・管理方法について教わりました。

コンタクトケースの乾燥は珪藻土コースターにおまかせ!

私が使っているのは2ウィークタイプのコンタクトレンズ。コンタクトの着用後、コンタクトケースを洗って乾燥させる必要があります。
今まではなんとなくティッシュに包んだり、その辺にポイと置いたりして、方法も定まっていないのは見た目にも気持ちよくないものでした。
そこで目をつけたのが、水滴の強い味方、珪藻土コースター。

珪藻土コースターにコンタクトレンズを置いている様子
コンタクトレンズの乾燥は珪藻土コースターで
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朝は洗ったケースをコースターの上にポンと置くだけ。
夜は外したコンタクトをケースに収納し、同じくコースターの上において眠りにつくというわけです。洗面化粧台にコースターを常設し、コンタクトケースの乾燥に関してもルールが決まりました。

私たちは毎日、たくさんの判断や計算をしながら暮らしています。毎日使うアイテムだからこそ、脳を使わない、シンプルなルール化はストレス減にとても効果的ですよ。

●コンタクトの収納にもひと工夫

コンタクトの収納もいたってシンプル。洗面化粧台の鏡裏の収納棚にある100均のボックスに、ひとつずつ千切ったコンタクトを箱に放り込むだけ。

コンタクトの収納の様子

購入後に箱をあけ、繋がったコンタクトを別々にはがしておくことで、朝の慌ただしい身支度時にもすぐにコンタクトの装用ができます。

左右で度数が異なっていた際は左目用は左のボックス、右目用は右のボックスに入れていました。

今はワンデーも2ウィークも左右同じ度数なので、左ボックスにはワンデーを、右ボックスには2ウィークを収納するようにしています。

コンタクトを取り出す様子

私はラベリングをしていませんが、ラベリングが好きな方や家族内で複数人がコンタクトを使用していて個別に分けたい場合などは、簡単にラベリングをすることをオススメします。

左、右、名前、など字を書いてもいいですし、好きなマステをはるだけで、自分専用と区別できます。

面倒なコンタクトの日数管理。「開封する日を固定」したらラクに!

●過去に失敗した方法1:開封した日をただ記憶する

卓上カレンダー

2ウィークのコンタクトは開封した日を記憶して管理、そんな方が多いのではないでしょうか。かつての私もそうでした。

たとえば、4月3日に使い始めれば2週間後は4月17日。この計算は簡単です。

ですが、「4月23日に開封したとすると…えーと4月は30日までだから…14たして…5月何日まで?」といった具合に、月をまたぐと途端に計算が鈍くなってしまいますよね。

「火曜にあけたから、火曜まで? いや月曜か!?」なんて、曜日で考えてもこんがらがってしまいます。面倒だと思いながらも、毎回計算していました…。

●過去に失敗した方法2:開封した日を記録する

そのうち記憶を辿ることが億劫になり、開封日を記録することにしました。コンタクト収納をしている洗面化粧台の内部にマスキングテープを貼り、開封日を書くというシンプルなもの。

洗面化粧台の内部にマスキングテープを貼った様子

棚をあければ目に入る日付。記憶を辿る、という脳の作業が不要になり、とてもラクに。

しかし、日数計算するところは同じ。記憶を辿ることはなくなりますが、計算する脳の作業は必要です。しかも、マステをはがしてはってを2週間ごとに繰り返すことにも疑問と煩わしさを感じ始めました。

●現在の方法:開封する日は固定!

そこで考えたのが、開封する日は固定するというルール。「開封日は毎月1日と15日」という、超シンプルなものです。

1か月のうち、29、30、31日は、ワンデータイプのコンタクトレンズやメガネで過ごします。また、帰省や旅行などの予定があればその予定を含む2週間はワンデーを使いましょう。
たとえば、5月3日から1週間帰省する場合は、5月1日に2ウィークは開封せず15日までワンデー生活というわけです。

コンタクトレンズ

記憶や計算など脳を回転させることはもちろん、はったり書いたりなどの作業もありません。この解放感はぜひ味わってもらいたいです。気持ちも脳もスッキリして快適コンタクト生活が始まります。