少ないものですっきり、ミニマルに暮らすことは引き続きトレンドですが、ものを減らしすぎて暮らしが不便になっては本末転倒です。
そこで、本当に必要なものだけを残し、すっきり暮らすことに成功した読者を取材。少ないもので暮らすコツは、今あるものをうまく「使い回す」ことだそう。詳しく教えてもらいました。
ものは最小限しかもたない。役割に縛られずに使い回す
今回取材した読者の森さん(仮名)は、趣味のキャンプを通して「使い回し」テクニックを発案。元々の使い道とは別の方法を編み出したり、キャンプ用品を日常使いしたり…。自由な発想によって、ものを減らすことができました。
「キャンプを始めた頃は、買い集めたグッズをたくさんもっていましたが、そうすると移動や設営が大変で。少ない方が身軽だし、ないならないで、なんとかなるんだ!と気づいたんです」
●ボウルとザルを水きりカゴ代わりに
場所をとる水きりカゴは処分し、ステンレスのボウルとザルを使用。
「キャンプで水きりカゴとして使っていたのを家でも試してみたら、まったく支障がありませんでした。ザルと重ねることで水ぎれもバッチリ」
●耐熱性と密閉性のあるフタつきボトルが大活躍
アウトドア用として人気の「ナルゲンボトル」は密閉性がよく、横置きもできる優れもの。
「コーヒーの粉も湿気りません。耐熱性もあるので、冬はお湯を入れて湯たんぽ代わりにも」