敬老の日は、おじいちゃんやおばあちゃんに贈り物をするのが一般的です。
ライフオーガナイザーの高田舞子さんは毎年、趣向を凝らしたお子さんの写真を送られるそう。お金をかけずとも喜んでもらえる贈り物アイデアについてお話を聞きました。
敬老の日のプレゼントに、100均のフォトフレームが使える!
いままでにプレゼントをして喜ばれた写真のアレンジについて2つ紹介します。お子さんと一緒に作業すると、おじいちゃんおばあちゃんの喜びもひとしおですよ。
●1.100均のフォトフレームで手づくり写真立てを
セリアの木製写真立て両面タイプを使って、オリジナルフレームを簡単に作る方法をご紹介します。裏表両面使えるし、奥行きがあるので自立してくれるのが魅力です。
(1) 写真のフチとなる部分に好きなマスキングテープをはっていきます。1辺ずつはり替えるもよし、辺の途中で種類を変えたり重ねたり、アレンジは自由。
隅の部分は枠の対角線に沿ってななめにカッターを使ってカットすると、格好よく仕上がります。
(2) マステはすべての箇所をカッターやハサミできれいに処理しなくても、手でちぎって重ねてはったり、自由にアレンジしてOK。
また、外側だけでなく、内側の奥行きの部分にもマステをはるのもオススメ。こんな風に仕上がりました。
(3) フレームは写真L判より少し大きめのサイズ。透明の2枚の板の間に写真を挟んでフレームに挿入する仕組みなのですが、この際、写真だけではなくおしゃれな柄のキッチンペーパーや色紙、包装紙などを台紙にするとより見栄えよく仕上がります。この台紙に写真をはって透明の板に挟んでフレームにおさめれば完成。
表裏どちらも別のデザインで楽しむのがオススメです。
一面はモノトーンでシックに。
一面は明るくポップに。お子さんが字の書ける年齢の場合、自分でおじいちゃんおばあちゃんへメッセージを書くことで、大変喜ばれますよ。
このように、両面タイプは一つのフレームで二種類のフレームを楽しめるうえ、日によって飾るメイン写真を変えられて、万能のアイテムです。写真だけでなく、お子様の描いた絵などを贈るのもすてきです。
●2.無印良品のアルバムを1年に1ページずつ増やす楽しさ
フォトフレームを自作するよりももっと手軽なのが、無印良品のアルバムを使ったアイデア。1年に1回、アルバムの1ページを贈ることで、毎年1ページずつ増え、年月がたつごとにアルバムのページが増えていくという仕組み。
この無印のアルバムは10枚までしか挟めないのですが、10年続けば御の字! という思いで子どもが0歳の頃に始めました。
毎年9月になると、両実家と自宅用に毎年3枚同じページをつくります。最初の年は、1枚だけ台紙を挟んだアルバムを贈り、3冊分の白紙の台紙はわが家で保管。
今年は6年目。6枚目の台紙が増えました。
●手形も成長記録!
子どもの手のひらにインクをつけて、手形アートも挟んでいます。手も大きくなるので余白が狭くなってくるのですが、子ども自身も自分の手の大きさを比較できてうれしそうです。
●お子様のアルバムにはひらがなでコメントを
もし小さいお子さんのいるご家庭の場合、アルバムにコメントを書く際に余裕があれば、ひらがなで書くことをおすすめします。文字が読めるようになると子どもが自分の成長を振り返ることができます。
データ時代の今、写真を撮ることは簡単になりましたが、撮りっぱなしでスマホやパソコンに残ったままになっていませんか? 実際に手に取って、写真をみんなで囲んで思い出話をする、これも大切な家族の時間です。
ちなみに、長く思い出に残すためのものなので自宅のプリンターより、お店でプリントするのがオススメ。家のプリンターでインクを吹きつけた写真は水分に弱く、5年10年経てば劣化し、色もあせます。カメラ店でプリントした銀塩写真(銀写真)は水に強く、保護膜で守られているので表面もなめらかな場合が多いです。
敬老の日にはぜひ手軽に準備できて両親も喜ぶ写真を贈ってみてください。写真は宝。1か月に5枚10枚でも、半年に10枚でもいい。わが家のように1年に1枚の台紙を記録するだけでも立派な家族の記録です。ぜひプリントして、いつでも手に取って眺められるようにしてくださいね。