年々増す厳しい暑さで悩むのが服選び。暮らし評論家で整理収納アドバイザーの大木聖美さん(50代)は、過去の失敗から夏服を選ぶルールを見直してムダ買いが減り、快適に過ごせるようになったそうです。ここでは、大木さんが「もう買わない」と決めたアイテムを軸に、50代のリアルな服選びについて語ります。
すべての画像を見る(全6枚)1:つま先のあいた靴やサンダル
夏の定番といえばサンダルですが、50代ごろから足先の冷えを感じやすくなってきました。電車や建物の中の冷房で足先がキンキンに冷えて体調を崩してしまったこともあり、それからはつま先のあいたデザインを選ぶのはやめました。
今は見た目が軽やかなメッシュ素材のパンプスや、布製のスニーカーを選ぶようにしています。色やデザインで遊ぶことで、サンダルではなくても足元のおしゃれは楽しめると気づきました。季節を問わず履けるものばかりなので、靴の収納も管理もとってもラクになりました。
2:太陽の光で透けてしまう素材
素材によっては光の下で予想以上に透けることがあります。店頭で見たときはかわいかったのに、屋外に出たら「思った以上に透けている…!」となると、外出中ずっと気になって落ち着かないですよね。
別売りのインナーでカバーしたり、羽織りで調整する手間もストレスになるので、買う前に裏地の確認や生地感の確認はしっかりするように気をつけています。1枚でサッと着ることのできるものを選ぶようにして、少しでも気になるようなら買わないと決めています。
3:汗で色が変わる服
これは経験のある方も多いのではないでしょうか? グレーや茶系のTシャツは汗をかくとシミが目立ってしまい、外出先で鏡を見てびっくり。電車のつり革につかまったらワキが濡れていたという恥ずかしい経験から、私のなかで「汗が目立つ色」はNGです。
買う際は「汗をかいたらどんな色に変わるかな」と考えるようにして、汗ジミが目立ちにくい色や、速乾素材のものを選ぶようにしています。