「肌がくすむ」「疲れやすい」「体が重い」。そんな不調を感じるとき、年齢や体重ばかりを理由にしていませんか? ダイエットカウンセラーで食生活アドバイザー、体質別ダイエット診断士の資格をもつおにゃさんによると、その原因は“体の中”がちょっとお疲れモードになっているサインかもしれないそうです。体を内側から整えると、肌はパッと明るく、心も軽やかに。そして代謝もスムーズに回るようになります。今回は、おにゃさんに、食事や習慣を見直して「内側からキレイ」を目指す方法について教えてもらいました。

すっきり
体の内側から整えるには…?(※画像はイメージです。画像素材:PIXTA)
すべての画像を見る(全4枚)

意識して「食べたい物」3つ

体の中からキレイをつくるカギは、特別なスーパーフードに頼る必要はありません。ポイントは、「排出(デトックス)」と「栄養補給」のバランスこと。以下の食材を参考にしてみてくださいね。

●発酵食品で腸からキレイに

納豆と切り昆布を混ぜたものをもち麦ご飯の上にのせて食べています
納豆と切り昆布を混ぜたものをもち麦ご飯の上にのせて食べています

<おすすめ食材>

納豆、みそ、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルトなど

発酵食品は腸内環境の整備に役立ち、老廃物の排出がスムーズになります。便秘がちの方ほど、毎日の食事のどこかで「発酵食品」を取り入れてみてください。私は毎朝納豆を食べていますが、みそ汁を1杯たすだけでもOKですよ。

●抗酸化力のある野菜&フルーツ

<おすすめ食材>

ブロッコリー、トマト、ニンジン、ベリー類(イチゴ・ブルーベリーなど)

こうした色鮮やかな食材には、「ファイトケミカル」と呼ばれる体をサビから守る成分が豊富です。紫外線が気になる季節はとくに意識してとりたいもの。私が主宰しているダイエットプログラムに参加している受講生は、ヨーグルトの中に冷凍ブルーベリーを入れたり、トマトを毎日食べている人も多いです。

●良質なタンパク質で代謝を上げる

卵

<おすすめ食材>

卵、肉、豆腐、魚(とくに青魚)

年齢とともに筋肉は減りがちです。そこで代謝が下がるのを防ぐには、「タンパク質を1日3回」しっかりとることがカギです。

「食べ方」のコツを意識する

どんなに栄養のある食材も、食べ方次第では効果が半減してしまうことも。ここでは、体を整えるために意識したい「食べ方のコツ」をご紹介します。

● よく噛(か)んで食べる

「1口30回」はよく聞くフレーズですが、実際は意外と噛めていない人が多いです。よく噛むことで、満腹感が得られやすくなり、消化吸収もスムーズに。さらに、肌荒れや便秘の改善に役立つ可能性も。

●食べる「順番」を意識する

おすすめの順番は、(1)野菜・汁物 →(2)タンパク質→(3)ご飯。血糖値の急上昇を防ぐことで、太りにくくなるだけでなく、だるさ・眠気・肌トラブルの予防にもつながります。

●食べる「時間」を整える

夜遅くの食事は、胃腸に負担がかかるうえに、脂肪が蓄積されやすい原因になります。できるだけ20時までに夕食を終えることが理想です。遅くなる場合は、軽めで消化にいいものを心がけましょう。