じめじめとした梅雨の時季。気分も沈みがちで、なにをするにもおっくうに感じる方も多いかもしれません。ミニマルな暮らしにまつわる著作が多数ある、カナダ在住のブロガー筆子さん(現在60代)によると、こんなときこそ「家の中をすっきり整えてリフレッシュする」チャンスだそうです。そこで今回は、筆子さんに50代以降の方が無理なく実践できる片付けルールを5つ教えてもらいました。

梱包
無理なく片付けを行うためには…?(※画像はイメージです)

1:15分だけ集中する

長時間片付けようとすると疲れます。1回15分ぐらいの短い時間で取り組んでみませんか。押入れにびっしりつまったものを全部整理しようとすると、やる前から気が重くなって、「また今度」と先延ばししてしまうことも。

タイマーをセットして、その間だけ全力集中。終わったらそこでストップ。15分でも毎日続ければ、家の中は確実にきれいになっていきます。

年齢を重ねると、体力や集中力が衰えます。短時間に区切って負担を減らし、モチベーションを保ちましょう。

2:「必要かどうか」で決める

「いつか使うかも」「高かったから」「もらいものだから」。そんな理由で残しているものがたくさんありませんか? 不用品を整理するときは、本当に必要か、今使っているか。この2点に絞って判断することをおすすめします。

「なくても困らない」「あったことすら忘れていた」。収納の奥に眠っていたものが、いきなり主役に返り咲くことはまずありませんから、もう必要ではないでしょう。

50代以降は暮らしのスタイルが大きく変わっていく時季。子どもが巣立ち、定年が近づき、身の回りを軽くしたいと思う方も多いはずです。過去ではなく、これからから過ごしたい第2の人生に合わせて、ものを選び直してみませんか。

3:捨てるルールをつくっておく

捨てるもの、残すものを決める自分なりのルールを決めておきましょう。そうすれば、片付けのスピードが格段に上がります。

たとえば、私は将来確実に使うことがわかっているもの以外は、「1年以上使っていないなら処分する」ようにしています。ほかには、

・似たものが複数あるときは、いちばんのお気に入りだけを残す
・使いみちを思いつかないものは捨てる

こんなルールをつくるのもいいと思います。重要なのは、捨てようかどうしようかとぐずぐず迷いすぎないこと。迷ったら一時的にどこかに保管して、1か月後に再判断。片付けの時間は、捨てることに集中するのがおすすめです。