「便利そうに見えるものほど、じつは家事の手間を増やしているかも?」そう話すのは、整理収納アドバイザー・クリンネストとして、訪問片づけも行っているESSEフレンズエディターの宮入京子さん。ここでは、宮入さんが実際に家事がラクになったと感じる、キッチンによくある3つの設備の見直しアイデアについて紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)1:排水口のフタとゴミ受けをなくして、掃除がスムーズに
私にとってキッチンの排水口の掃除は、おっくうな家事の1つでした。そこで、排水口のフタとゴミ受けをなくし、ステンレスのリングに使い捨ての排水口ネットを被せるタイプにチェンジ。
すると、フタとゴミ受けの掃除の手間がなくなり、ぬめりも出にくくなったのです。地味な箇所ですが、確実に家事ストレスが減ったと実感しています。
ちなみにわが家では、お風呂の排水口もフタを取って使用しています。汚れがよく見えるので、こまめにゴミを取るようになりました。
2:引き出し備えつけの仕きりを外し、自分仕様にカスタム
片づけ訪問をしていると、キッチン引き出しの「備えつけの仕きり」をなんとなくそのまま使っているご家庭が多いと感じます。
ですが、大きなお玉が入らない、スプーンとフォークが混ざってしまうなど、備えつけの仕切りに合わせて収納するとどうしても使いづらくなります。そこで私は、仕きりを外して自分仕様にカスタマイズすることをおすすめしています。
引き出しのサイズや収納するアイテムに合うケースを組み合わせて、道具の種類や使用頻度ごとに収納。すると作業動線がグッとよくなり、料理中の「探す」時間も短縮できます。
「もともとある=最適」ではないので、自分が使いやすい形に収納の仕組みを変えることも視野に入れるのが大事だと思います。