子どもの独立を視野に入れ、住まいやもちものをコンパクトにした例を紹介します。夫、20歳の長男と3人暮らしのMさん(52歳)は、賃貸マンションや戸建てを経て、都心の1LDK築古マンションに住み替え。築古でも理想の暮らしをかなえる「フルリノベーション」のヒントを伺いました。

ダイニングキッチンでくつろぐ夫婦
【After】築古、51平米のマンションをフルリノベーション
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ダイニングを重視したこだわりの1LDK

2つの間取り図
【画像左】リノベ後/【画像右】リノベ前

賃貸マンションや戸建てを経て、子どもの独立を視野に入れ、都心の1LDKへ転居。ふたり暮らしにちょうどいい住まいをリノベーションでかなえたMさん。

「リノベを前提に家を探し、窓からの採光を生かしたり、空間のムダを省くことで、51平米でも狭さを感じさせない空間にしました」(Mさん、以下同)

家具の置かれていないマンションの一室
【Before】リノベ前は一般的な間取りと内装でした

住み替える前には「これからの10年、20年をどう過ごすか」を夫婦で話し合い、「人を呼べる家」をコンセプトにすることに。

「ふたりとも、友達を招いておいしいものを食べるのが大好き。料理しながらゲストと会話を楽しめるよう、ダイニングとキッチンを一体型にし、背面にはブルーのタイルをはってレストランのような遊び心を出しました。キッチンを主役にした理想の家で、50代からの新しい生活を満喫しています」