「お酢レシピ」のすごさは「クエン酸」にあり!
疲れは、体のエネルギーが不足しているサイン。体を動かすための「燃料」である糖がたりていない状態のことを指します。
しかし、「疲れたときには糖をとればいい」という単純な話ではありません。糖は摂取してすぐにエネルギーとして使われるのではなく、一度「グリコーゲン」という成分に合成されて、体内に蓄えられます。ここで重要なのが、酢の力。
酢は体内で「クエン酸」に変換されますが、このクエン酸がグリコーゲンの吸収を促進する働きをもっています。そのため、糖と酢を一緒にとることで効率よくエネルギー補給ができ、疲労回復が促されるのです。
さらに、疲労が蓄積すると体内には「乳酸」という成分がたまりやすくなります。クエン酸には、だるさの原因となる乳酸の蓄積を抑え、分解を促す力もあります。
つまり、酢には糖の吸収を高める効果と乳酸を分解する効果のダブルの働きがあり、疲労回復のあと押しをしてくれるのです。
『血圧・血糖値をケアする健康お酢レシピ』(扶桑社刊)では、101もの健康お酢レシピを掲載しています。お酢には疲労回復以外にもうれしい効果がたくさんあるので、毎日取り入れると健康がかなうこと間違いなし。ぜひチェックしてみてくださいね。

血圧・血糖値をケアする健康お酢レシピ (別冊エッセ)
※この記事は「血圧・血糖値をケアする健康お酢レシピ」に掲載された内容を再編集しています
※ 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります
※ 電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください