「ふるさと納税」、みなさんは利用していますか? 自治体によっておトクな返礼品がもらえるすてきな制度ですが、実際うまく節約に応用するのは難しいことも…。今回は、そんなふるさと納税に関して、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さんが返礼品の選び方と、おすすめの5つを教えてくれました。
すべての画像を見る(全5枚)なんとなくやっている「ふるさと納税」。じつは損してない?
最近、食料品や日用品の値上げが続いています。そんななか「なんとかして少しでも家計を助けたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこで、ますます注目されているのが「ふるさと納税」です。
すでに活用している人もいますが、「おトクらしいけど、よくわからなくてできずにいる」といった声もよく耳にします。
そこで今回は、ふるさと納税の基本的な仕組みと、FPが「リアルに選んでいる」返礼品をご紹介します。「仕組み」と「選び方」のポイントをおさえて、ふるさと納税を戦略的に活用してみませんか?
そもそも、ふるさと納税ってなぜおトクなの?
ふるさと納税は「応援したい自治体に寄附することで、そのぶん税金が安くなる制度」です。
寄付した金額から2000円の自己負担を除いた金額が、所得税や住民税から差し引かれます。税金の使いみちを自分で決めることができ、さらに寄付した自治体によっては魅力的な返礼品がもらえる、という仕組みです。
ただし、上限額は年収や家族構成によって異なるため、事前にシュミレーターなどで確認を。
また、確定申告が不要で手続きが完了する「ワンストップ特例制度」を使うこともできますが、年間5自治体以内の寄付+申請書の提出が必要なので、うっかりミスにご注意ください。
「ふるさと納税」の選び方のコツは?
ふるさと納税を戦略的に活用するには、「還元率(寄附額に対する返礼品の価値)」と「自分の家庭に合っているか」がカギです。
節約したいなら、普段食べないようなものを選ぶのではなく、トイレットペーパーやお米などの「消耗品系」にするのがオススメ。
かならず使うものや購入するサイクルをリストアップしておくのが、上手な活用の第一歩です。