50代は家族構成が変わって、暮らしが小さくなるタイミング。「大きな食器棚を手放しても平気で、むしろ便利になった」と語るのは、50代の夫婦ふたりで暮らすミニマリスト・本多めぐさんです。ここでは、食器棚を捨てて1年経った感想と現在の収納方法をご紹介します。

手もちの2人ぶんの食器。丼など大きな器以外はすべてここに収納
手もちの2人分の食器。丼などの大きな器以外はすべてここに収納しています
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食器を約30枚に絞り、スチールラックと100均のカゴで収納

食器棚を手放してから1年が経ちました。以前はそこそこの量の食器をもっていましたが、数年かけて30個ほどに厳選。今はスチールラックに収納しています。割れないプラスチック製器が多いので重ねやすく、100円ショップのカゴ4つ分に納めることができました。

小鉢と小皿、お椀を入れた収納

左側には小鉢と小皿、奥にお椀を入れています。右側にはお茶碗、ボウル、サラダを入れる小鉢を収納。割れにくいプラスチック製器が多いので、立てて入れても重ねても平気です。

中皿3枚とカップ、グラスを収納したケース

こちらのケースには、中皿3枚とカップ、グラスを収納。カトラリー類は立てて入れることでコンパクトに。コップ類は重ねられないので、5つを厳選して入れています。

カラーボックスにお菓子や保存食を収納

ニトリで購入したカラーボックスに、キャンドゥの引き出しを入れています
ニトリで購入したカラーボックスに、キャンドゥの引き出しを入れています

また、3段のカラーボックスを新たに追加しました。こちらにはお菓子や飲み物などの嗜好品とストック食品を入れました。

専用の引き出しはキャンドゥで購入。左右半分ずつ引き出せるようにして使いやすくしています。100円ショップなどに同じような収納グッズがたくさん売られているので、用途に合わせて細かく分けたり、隠したりしてもよいですね。

カラーボックスはカスタマイズできるので、食材を入れる必要がなくなったらほかの用途にも使えます。賃貸住まいで引っ越しをする可能性もあるわが家にとって、間取りや暮らしに合わせやすい汎用性の高い家具は都合がよいと改めて気づきました。

1年経った感想は「困らない」。部屋を広く使えて自由

小型家具2つに中身を移動させましたが、場所が変わっただけで慣れれば困らないものです。新しく購入したのはカラーボックスのみで出費も最小限。50代以降の小さな暮らしには、これで十分です。

また、食器類をラックに並べたことで一覧でき、わかりやすいと夫にも好評です。使うものもサッと取り出せて以前より便利になりました。扉がないので、小さなお子さんやペットがいるご家庭は難しいかもしれませんが、大人ふたり暮らしのわが家は今のところ困っていません。